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合格までの指導記録

合格者はどのような指導で合格したか。

一般的には「どのような教材を使うのか」「どのくらい添削してもらえるのか」といった情報は分かっても、実際にどのような順序で指導が進み、受講生がどのように成長して合格へ至るのかを知る機会は多くありません。

そこで本ページでは、受講前の受験歴、受講開始時期、課題提出・添削回数、そして合格までの指導内容を、実際の受講記録をもとに公開しています。

本講座では、申込書・業務経歴書の作成から、筆記試験対策、筆記試験後の再現答案分析、さらに口頭試験対策まで、一貫した指導を行っています。

特に、筆記試験終了後から合格発表までの約3か月間は、結果を待つだけの期間にはしません。試験直後の記憶が鮮明なうちに再現答案を作成・分析し、答案の問題点を徹底的に修正します。

そのため、不合格であった場合には翌年度試験対策を先取りして進めることができ、合格であった場合には、その内容をそのまま口頭試験対策へ発展させることができます。

このように、本講座では受講開始から最終合格まで継続して伴走し、一人ひとりの状況に応じた指導を行っています。

 

以下では、実際の受講生がどのような指導を受け、どのような過程を経て合格に至ったのかをご紹介します。受講をご検討中の方は、ご自身が受講された場合のイメージをつかむ資料として、ぜひご覧ください。

2025年度合格者一覧

パーフェクトコース(筆記、口頭一貫指導)
受講生(仮名) 部門・選択科目 受講前の受験回数 2022年度 2023年度 2024年度 2025年度
山田 敏 機械/材料強度・信頼性 1 11月~

不合格

(課題提出数55)

合格(37)
鈴木 健吾 建設/河川、砂防及び海岸・海洋 3 12月~ 不合格(103) 合格(76)
佐々木 健 機械/材料強度・信頼性 2 12月~ 合格(48)
井上 孝行 建設/施工計画、施工設備及び積算 4 11月~ 不合格(13) 不合格(39) 合格(39)
口頭試験コース
24受講生(仮名) 部門・選択科目 受講前の第二次試験受験回数 受講前の口頭試験受験回数 指導期間 2025年度
小林 智宏 機械/材料強度・信頼性 2回 1回 11月4日~12月13日 合格/32回
村上 修 情報工学/情報基盤 4回 2回 11月6日~12月17日 合格/19回

山田 敏様   機械/材料強度・信頼性

1年目は不合格。それでも諦めず、2年目に合格。

山田敏さん(仮名)は、機械部門「材料強度・信頼性」を受験されました。2023年11月に受講を開始し、2024年度試験では惜しくも不合格となりました。しかし、その不合格を徹底的に分析し、翌年度対策へ反映した結果、2025年度試験に合格されました。

ここでは、約2年半にわたる実際の指導内容をご紹介します。


第1章 受講開始(2023年11月)

受講開始時点では、答案を書くための知識はあるものの、技術士試験特有の「問題分析」「設問への答え方」「論理構成」が十分整理されていませんでした。

まず、学習計画を作成し、申込書・業務経歴書の作成からスタートしました。単に提出書類を作るだけではなく、自身の業務経験を整理し、技術士として説明できる経験を明確にしました。


第2章 申込書・業務経歴書(2023年11~12月)

技術士第二次試験では、筆記試験だけでなく口頭試験でも業務経歴が重要になります。

そのため、業務内容を単に列挙するのではなく、

  • 技術的課題

  • 判断した理由

  • 工夫した内容

  • 得られた成果

が伝わるよう添削を繰り返しました。

この段階で、自分の経験を技術的に説明する基礎ができました。


第3章 2024年度筆記試験対策(2023年12月~2024年5月

筆記試験対策では、

  • Ⅱ-1

  • Ⅱ-2

を過去問題で徹底演習しました。

単に答案を書くだけではなく、

「問題文をどう分析するか」

「最重要課題をどう選ぶか」

「専門技術をどこで使うか」

という考え方を毎回指導しました。

添削では文章表現だけでなく、論理展開や設問への適合性まで細かく修正しました。


第4章 予想問題による総仕上げ(2024年6月~7月

試験直前には予想問題を中心に演習しました。

過去問で身につけた考え方を未知の問題でも使えるようにし、本番で初めて見る問題にも対応できる応用力を養いました。

また、本番同様の時間制限で答案を作成する練習を繰り返し、限られた時間で完成度の高い答案を書く訓練を行いました。


第5章 2024年度試験と不合格(2024年7月~2024年11月

2024年度試験では残念ながら不合格でした。

しかし、本講座ではここで学習を止めません。

一般には11月の合格発表まで結果待ちとなりますが、本講座では試験直後から再現答案を作成しました。


第6章 再現答案分析・添削(2024年8月~2024年10月

試験直後の記憶が鮮明なうちに再現答案を作成し、

  • 問題分析

  • 骨子

  • 論理構成

  • 技術内容

  • 設問への答え方

を一つずつ検証しました。

「なぜ点数が伸びなかったのか」

「どこを改善すれば合格答案になるのか」

を明確にし、翌年度対策へ反映しました。

この期間は、口頭試験に向けた経験整理にもつながる重要な指導期間でした。


第7章 2025年度対策(2024年11月~2025年4月

11月の結果発表後には、すでに翌年度対策が始まっていました。

Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの各問題について、

前年の反省点を踏まえながら答案を作成し直し、

より技術士らしい判断、

専門技術の具体的活用、

設問との対応関係

を意識した答案へ改善していきました。


第8章 予想問題演習(2025年4月~2025年7月

試験直前には最新の社会情勢や出題傾向を踏まえた予想問題を多数演習しました。

テーマが変わっても、

問題分析から骨子作成まで短時間で行えるようになり、

本番でも安定して答案を書ける力が身につきました。


第9章 2025年度筆記試験合格(2025年11

2025年度筆記試験では見事合格されました。

しかし、本講座の指導はここで終わりではありません。


第10章 口頭試験対策(2025年11月~2025年12月

口頭試験では、

  • 業務経歴

  • 技術的体験

  • コンピテンシー

  • 想定問答

を一から整理しました。

模擬面接では、質問への答え方だけでなく、

「なぜその判断をしたのか」

「技術士としてどう考えたのか」

まで説明できるよう繰り返し練習しました。


第11章 最終合格(2026年3

口頭試験にも合格し、技術士第二次試験に最終合格されました。

山田さんは受講開始から最終合格まで約2年半にわたり、本講座の課題・添削・面談を継続されました。

提出された課題数(添削・講評も)92回に及びます。

本講座では、このように受講開始から最終合格まで継続して伴走し、単なる答案添削ではなく、「技術士として考え、説明できる力」を段階的に養成しています。


鈴木 健吾様(仮名) 建設部門/河川、砂防及び海岸・海洋

1年目は必須科目A評価、それでも不合格。弱点を徹底的に修正し、2年目に最終合格

鈴木健吾さん(仮名)は、建設部門「河川、砂防及び海岸・海洋」を受験されました。

受講開始時点で受験経験は3回あり、河川構造物に関する専門知識も豊富でした。しかし、知っている技術を答案に盛り込もうとするあまり、問題文の趣旨よりも技術提案が先行する傾向がありました。

2024年度試験では必須科目ⅠがA評価となった一方、選択科目Ⅱ・ⅢがB評価となり不合格でした。そこで、不合格答案を約6か月かけて徹底的に分析し、「技術を多く書く答案」から「出題者の要求に正確に答える答案」へ転換しました。

その結果、2025年度筆記試験に合格し、口頭試験にも合格されました。

ここでは、約2年間にわたる実際の指導内容をご紹介します。


第1章 受講開始

受講開始時、鈴木さんは河川・砂防分野の専門知識を有していましたが、Ⅱ-2やⅢでは、問題文の要求を整理する前に、高度な解析技術やデジタル技術を提案する傾向がありました。

そこで、最初に学習計画を作成し、答案作成以前に、

  • 問題文が誰の立場を想定しているか

  • 何を判断・提案させようとしているか

  • 技術を何のために用いるのか

を整理する訓練から始めました。

単に知識を増やすのではなく、持っている知識を設問に適合させることが最初の課題でした。

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第2章 申込書・業務経歴書

申込書・業務経歴書の作成には約1か月をかけました。

橋梁基礎の杭本数削減、液状化対策、氾濫解析、河川の流下能力検討、砂防ソイルセメント施工などの経験を整理し、単なる業務概要ではなく、

  • 技術的問題点

  • 自分の判断

  • 採用した対策

  • 数値で示せる成果

  • 業務から得た知見

が伝わる内容へ修正しました。

特に、本津川の流下能力検討では、不等流解析による計画流量の設定、引堤と嵩上げの組合せ、洗掘対策を整理し、流下能力を約4割向上させ、予算を20%縮減した経験を代表業務として明確にしました。

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第3章 2024年度過去問題指導

約6か月間、Ⅱ-1、Ⅱ-2、Ⅲ、Ⅰの順に過去問題を演習しました。

Ⅱ-1では、河道閉塞、天然ダム、堰止め湖など、似た用語を区別し、災害が発生する物理的な過程まで説明する訓練を行いました。

Ⅱ-2では、調査項目を列挙するだけでなく、

「何の判断に使う情報か」

「誰がどのように利用するのか」

「その結果、どの業務が実行できるのか」

まで結び付けるよう指導しました。

Ⅲ・Ⅰでは、問題、課題、解決策を明確に区分し、課題には解決手段を書かず、現状の構造的な問題を抽出することを繰り返し練習しました。

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第4章 2024年度予想問題指導

試験直前の約1か月間は、過去の出題傾向と最新施策を踏まえて予想問題を作成しました。

鈴木さん自身も出題テーマを分析し、その中から「災害対応における迅速なインフラ復旧」を選定しました。これを本試験に近い必須科目形式に組み直し、課題、解決策、リスク、倫理・持続可能性まで答案化しました。

本番の必須科目Ⅰでは、災害対応とDXを扱う近いテーマが出題され、予想問題演習の成果を生かしてA評価を得ました。

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第5章 2024年度試験と不合格分析

2024年度試験の結果は、

  • 必須科目Ⅰ:A

  • 選択科目Ⅱ:B

  • 選択科目Ⅲ:B

でした。

必須科目Ⅰは予想問題と近い内容で対応できましたが、Ⅱでは時間配分を誤り、Ⅱ-2を最後に回したため、骨子を十分に作らず書き始めてしまいました。

Ⅲでは、「流域治水」が問われていたにもかかわらず、提案が個別技術に偏り、河道改修、堤防強化、遊水地などの基本的な治水対策との関係が弱くなりました。

不合格の原因は知識不足ではなく、試験場で問題文の軸を保ち、時間内に構成する実戦力にあると分析しました。

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第6章 2024年度再現答案指導

不合格後は、約6か月間にわたり再現答案を修正しました。

特にⅡ-2では、当初、洪水予測モデル、動的ハザードマップ、SNS、アプリなどの技術提案が中心でした。

しかし、問題が求めていたのは、避難情報を住民が「自分事」として受け止め、実際の避難行動につなげるための支援でした。

そこで、

  • 適切なタイミング

  • 適切な区域

  • 分かりやすい伝達

という問題文の三つの軸に沿って再構成しました。

最終的には、具体的な水位・流量基準、優先避難区域、要支援者への対応、行政・河川管理者・気象機関との役割分担まで示せるようになりました。

鈴木さん自身も、「技術的施策に偏っていた答案を修正したことで出題趣旨が明確になった」と振り返っています。

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第7章 2025年度予想問題指導

2025年度試験直前の約2か月間は、流域治水、施設の老朽化、気候変動、維持管理体制を題材とした予想問題に取り組みました。

当初は、「長寿命化」「気候モデルの精度向上」「可視化による合意形成」など、結果や手段を課題として挙げる傾向が残っていました。

そこで、

  • 計画降雨と実際の流域応答の不一致

  • 老朽化堤防の性能照査

  • 維持管理情報の整備計画への反映

  • 治水効果の空間的偏在

など、被害が発生する構造的原因から課題を抽出するよう指導しました。

修正後は、中小河川における降雨波形とピーク流量の関係、堤防の沈下・洗掘・緩み、粗度変化と局所洗掘など、河川技術者としての専門性が明確な答案となりました。

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第8章 2025年度筆記試験合格

2025年11月、鈴木さんから筆記試験合格の連絡が届きました。

前年の不合格後も学習を止めず、問題文の読み取り、課題抽出、因果関係、専門技術の使い方を一つずつ修正してきた成果でした。

1年目にA評価を得た必須科目の力を維持しながら、前年にB評価だった選択科目Ⅱ・Ⅲを合格水準まで高めたことが、筆記試験突破につながりました。

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第9章 口頭試験対策

筆記試験合格後の約1か月間は、業務経歴、代表業務、再現答案を基に口頭試験対策を行いました。

代表業務である本津川について、

  • なぜ計画流量を51m³/sとしたのか

  • 引堤と嵩上げをどのように比較したのか

  • 粗度の不連続がなぜ洗掘を招くのか

  • 得られた知見を他河川へどう展開するか

を、専門外の試験官にも分かる言葉で説明できるよう整理しました。

「背景・自分の工夫・成果」の三段構成で2分以内に説明し、質問には結論から即答する訓練を行いました。

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第10章 口頭試験合格

口頭試験では、業務経歴の暗記確認ではなく、実務能力、コミュニケーション、リーダーシップ、マネジメント、失敗事例、継続研鑽について質問されました。

特に、過去の河川法線の決定によって粗度が変化し、河床洗掘を招く可能性があった事例について、当時の判断、関係者との調整、現在ならどのように改善するかを深く問われました。

鈴木さんは、河床変動解析によるリスクの定量化、護床工の追加、地元自治体との跡地利用調整などを、自身の経験に基づいて説明しました。

準備した回答を暗唱するのではなく、これまでの経験と指導で身につけた考え方を用いて、自分の言葉で回答したことが評価につながり、口頭試験にも合格しました。

鈴木さんの最大の特徴は、専門技術に強い一方で、当初は技術を提案することが先行していた点にあります。

約2年間の指導を通じて、

「高度な技術を書く力」から、「問題の趣旨を読み、必要な技術を選び、その効果を相手に伝える力」へ転換したこと

が、最終合格につながりました。

本講座では、このように、不合格答案を捨てるのではなく、再現答案を徹底的に分析し、翌年度の合格答案と口頭試験で語れる実務経験へ発展させる指導を行っています。

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