この日は10:00〜12:00に水道部門、建設部門、総合技術管理部門の4名様がセミナーに来られました。
この日は、技術士二次筆記試験の直前対策として、今年の指導で判明した「面白いほど合格できる直前テクニック」5回シリーズの最終回として、
その4 専門技術による解決策(提案力)
その5 モレ・ダブリのない整理(体系的思考)
についてお話しました。1時間半の説明ののちに活発な質問タイムが30分続きました。
まず今回は、試験で良く求められる「解決策」の考え方をご説明しました。専門技術による解決策をコンサルタントの提案として表現するところです。そのねらいとする内容をとり違えたり、本質的でないことを誤って取り上げたりしないようにしてください。この対策としては
(1) 技術情報を下調べしてから書く
(2) 単刀直入に結論を先に書く
(3) 専門技術による問題解決の解決策を提案する
(4) 必須事項、支配的因子、これをやらねばということだけを行う。
こうしたことに留意することで大きな間違いをせずに答案を仕上げることが可能です。
そして次に、解決策を取り上げるときに、それぞれが独立していて偏りや抜け落ちがないこと。網羅的なのが理想であることをご説明しました。
解決策にと偏りや抜け落ち、ダブりがあると、無駄な対策を重複して結果に障害となります。
このような考え方をMECE(ミーシーもしくはミッシー、Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)というそうです。
試験官は一度しか読まない答案で、そうしたあなたのMECEな能力を技術者コンピテンシーとして見ています。MECEの考え方がはっきり試験官に伝われば、「いつもこうに違いない。これなら必ず上手に管理できるはず」とあなたに対する評価は格段に向上するに違いありません。
なお、この内容はメールマガジンに掲載しております。http://archive.mag2.com/0000141686/20100730070000000.html