F様は昨年の生物工学部門合格に続いて、今年は総合技術監理部門に続けてチャレンジされます。この日は、講座の最初の課題である基本演習答案を作成されました。その結果について相談に来られました。

総合技術監理コースでは、基本演習問題から始めて、過去問、過去問類題、応用難関問題へと順次トレーニングしていきます。この日は、基本演習問題の書き方についてF様に対して筆記試験コーチングを行いました。
課題1 総監テクニックの基本学習演習
あなたの業務の主要課題を2つ取り上げ、次の5つの管理についてそれぞれあるべき姿を400字以内で論ぜよ。対象とする主要課題は必ずしも同一業務のものではなくともよい。
経済性管理、情報管理、人的資源管理、社会環境管理、安全管理
技術士試験では次のような観点でチェックされます。
- 出題者の意図を正しく読み取れる
- 問題、課題、対策がわかる
- 技術を用いて問題解決できる
- 簡潔かつ、単刀直入
- 成果につながる根拠、ノウハウがある
さらに総合技術監理部門では、総監としての能力を測るため、
- 総合技術監理の技術が応用されているか。
- 俯瞰的な立場で業務をとらえているか。
といった点が評価されます。
こうした点が採点対象になります。
F様が作成された基本演習答案チェックシートをもとにコメント致しました。この日はさらに過去問練習のための問題の解説を行いました。

F様の講座に対する感想は、
技術士のコンピテンシー指導は試験ではもちろんのこと、実務でも役立っている。
今新たに会社で新規のプロジェクトに取り掛かっており、コンピテンシーを発揮してチャレンジしたい。
とのことです。