電気電子部門、情報通信科目のH様に対して無料セミナーで試験の合格法をお話しました
H様はH23年に受験されていました。そこで、H23年の必須問題をどう解いたら合格できるかをご説明しました。

問題はこうです。
Ⅱ−1 今日,電気電子技術を用いた大規模システムや複合的な機器等には,従来にも増して高い信頼性や安全性が求められている。本問は,安全安心な社会の実現に向けて,これらが何らかの外乱や異常によって故障した場合でも,安全側に機能するあるいは全体が機能停止することなく動作し続けることを担保するための「安全設計の考え方」について,問うものである。あなたの専門分野で,大規模システムや複合的な機器等において,外乱や異常が重大な影響を与える例を3つ挙げて,それぞれの概要と問題点を説明せよ。さらに,そのうちの1つについて電気電子技術者の視点から,対策の現状と今後の展望について論理的に述べよ。
この問題に対して次の疑問を解いていきました。
- 外乱や異常が重大な影響を与える例とはどのような例か
- 事例の概要と問題点とはどのようなことか。
- 「電気電子技術者の視点から」とはどういう意味か
- 「今後の展望」とは 〃 。
技術士試験では、試験官は決まった一つの答えを求めているのではありません。試験官は、受験者が解答した提案を見てその受験者の能力を測っています。しかも、技術士にふさわしい応用能力を見るため、暗記では対応できない問題を作っています。
この電気電子の問題でも、
- 事例を挙げる(意味がわかっているか)
- 改善の視点で物事をとらえているか
- 体験から専門家としての知見を獲得しているか
- 今後の展望はあるか
などが求められています。
答え方がわかっているつもりでも、具体的に答えが何かはわかりにくいものです。その対応法があいまいだと解答が間違ってしまいます。
こうしたご自身の弱点は、自分では気付かないことが多いので、添削の練習の中で解決していくしかありません。講座の中では随時ご説明しております。
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