Q.必須ⅠはA評価でしたが、選択Ⅱ・ⅢはB評価で不合格でした。あと一歩で合格できなかった原因と、次回合格するためには何を改善すればよいでしょうか。
A.
技術士合格への道研究所では、再現答案を分析した結果、必須Ⅰは「観点の選定理由」「課題設定」「業務設計の考え方」が論理的に整理されており、技術士としての設計思想が明確に示されていたため、A評価は妥当であると判断しました。
一方、選択Ⅱでは、道路法改正や地下工事の問題に対し、正式な制度名称や技術用語の使い方、調査から検討・対策へ至る因果関係の説明が不足していました。また、関係者調整も「誰と何を調整するのか」という技術的な観点まで踏み込めておらず、専門答案としての具体性があと一歩でした。
選択Ⅲでは、課題の書き方が統一されておらず、解決策も抽象的でした。さらに、自ら提案した施策によって新たに生じるリスクと、その技術的な対応策が十分に示されていませんでした。技術的な方向性は適切でしたが、「なぜその技術を採用するのか」「他の方法より優れている理由は何か」という説明が不足していたため、A評価には届きませんでした。
そのため、次回合格に向けては、①課題文の構成を統一すること、②法令や技術用語を正式名称で正確に記述すること、③調査・検討・対策を因果関係で説明すること、④自ら提案した技術のリスクと対応策まで論述することが重要であると具体的に指導しました。
A・B・Bという評価は、知識不足ではなく、答案の完成度をもう一段高めれば合格圏に到達できる状態であり、「技術士として評価される答案の型」を身に付けることが次回合格への鍵であることをお伝えしました。