Q.情報工学部門で、必須Ⅰと選択ⅢはA評価でしたが、選択ⅡがB評価となり不合格でした。独自の理論や専門知識を深めればよいのでしょうか。それとも、答案の書き方や構成を見直す必要がありますか。
A.
必須Ⅰと選択ⅢでA評価を得ていることから、基礎力や専門性そのものは十分に評価されています。したがって、知識をゼロから学び直す必要はありません。
一方、選択ⅡがB評価にとどまった場合は、専門知識の不足というよりも、設問に対する技術的判断の示し方や、論述の構造に改善余地があると考えられます。
例えば、情報工学分野で技術的負債やプロジェクトリスクを扱う場合、単に「技術的負債を管理する」「リスクを低減する」と書くだけでは十分ではありません。
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何を技術的負債として評価するのか
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どの指標やメトリクスを用いるのか
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どの段階で対応の優先順位を判断するのか
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解析者のスキル差による評価のばらつきをどう防ぐのか
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標準化やプロセス共有をどのように実施するのか
まで具体的に示す必要があります。
独自性を示すことは大切ですが、技術士試験では、独自の理論であること自体が評価されるわけではありません。問題文の要求に沿い、技術的根拠があり、実務上実行可能な提案として説明できて初めて得点につながります。
そのため、次の学習では、
1.問題文の主題を正確に捉える
2.課題と原因を区別する
3.解決策の技術的根拠を明確にする
4.実施方法や評価指標まで具体化する
5.答案全体の論理構成を整える
という順序で、再現答案を修正することが重要です。
技術士合格への道研究所では、A評価となった答案の強みを残しながら、B評価となった科目について、どこで設問要求から外れたのか、どの技術的説明が不足していたのかを具体的に分析します。
そのうえで、レジュメ、簡易答案、本番形式答案の順に修正し、専門性を「得点につながる形」で表現できる答案へ仕上げていきます。