Q.
問1では解決策を書き過ぎないように意識しています。そのため、「自立分散型電力供給システムを構築する」のように課題の方向性だけを書き、具体的な技術は問2で説明すればよいと考えています。この理解でよいでしょうか。
A.
考え方は近いですが、重要な点が一つあります。
「自立分散型電力供給システムを構築する」「DXを推進する」「設備利用率を向上する」といった表現は、いずれも実現したい目的です。技術課題とは、その目的を達成するために乗り越えなければならない技術的障壁を示すものです。
そのため、問1では単に目的を書くのではなく、その目的を実現するために何が技術的に難しいのかを、専門技術キーワードで表現することが重要です。例えば、
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需給バランス制御
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系統連系保護
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単独運転検出
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蓄電池充放電制御
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インバータ制御
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マイクログリッド制御
などを技術課題として示します。
一方、問2では、その技術課題をどのような技術で解決するかを具体的に記述します。例えば、
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グリッドフォーミングインバータの採用
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BESSの導入
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分散協調制御
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モデル予測制御(MPC)
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確率最適化
といった具体的な解決策を展開します。
つまり、
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問1:何が技術的に難しいのか(技術課題・技術的障壁)
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問2:その技術課題をどのような技術で解決するのか(解決策)
という役割分担で考えると、技術士試験で求められる答案になります。