申込書作成の添削指導

技術士試験の二次試験では申込書に、①業務経歴と、②「業務内容の詳細」という2つの業績の記述が課せられています。技術士資格取得のためには、専門科目の知識を学習することはもちろんですが、同時に業績対策もしておかねばなりません。しかも、申込書提出前に行う必要があります。

これらの書類は口頭試験の際に合否判定の資料となります。口頭試験でもしボーダーラインにあったとしたら、何としても合格せねばなりません。それを助けるのが申込書です。
本研究所の指導セミナーでは、業績対策のテクニックを紹介し、申込書の添削指導も行なっております。

業務経歴:いつも貢献によって成果を生み出しているとわかること

業務経歴では、これまで携わってきた業務の中から技術士としてふさわしい業務を選び、その業務について技術者としての貢献を分析します。ここで大事なことは、なにをやったかがわかることではなく、あなたの貢献によって成果が生み出されていることを示すことです。
大事なことは、次の3つです。

  • 技術士にふさわしい物件規模、難易度か
  • その部門の技術が応用されているか
  • 貢献や成果が読み取れるか。

しかし、いきなり記述欄に書こうとすると、あれもこれもと書き進んでしまい、まとまりのない業績になってしまいます。講座ではチェックシート形式の表のセルに必要事項を書き込み、毎日添削してスムーズに業績を仕上げます。それとともに経営者の視点から、その事業の支配因子を見極めて、簡潔かつ効果的に業績における貢献をアピールできるように指導します。本研究所では、技術士に相応しい業績がなくても、チェックシートに沿って添削していけば、必ず試験官が高く評価したくなる業務経歴が書けるようにしています。

業務内容の詳細:試験官に「あなたの業績を論文に書いて発表してください!」と言わせるには

業務内容の詳細では、これまで携わったベストの業務を取り上げて、技術士としてふさわしい貢献を表現します。たいていの方が陥る誤りは、業務の問題点とその対策を説明することです。一見説明はわかりやすくて良さそうですが、逆に状況に合わせて対応したに過ぎないとも見られます。普通レベルの業績になってしまいます。

一方、試験官が受験者を専門家と認めざるを得ない場合があります。それは、①対策の中に他人にマネのできない創造的な分析や考察があり、②対策の過程で専門分野の技術体系を応用しており、③業務に対して継続的に品質改善を図る姿勢が読み取れる場合です。

①対策の中にある他人にマネのできない創造的な工夫を表現するには、業績をじっくりヒアリングしてアピールポイントがどこにあるかを調べて判断します。

②対策の背景となる専門分野の技術体系は、幅広で汎用性が高いほうが良いので、技術の原理や法則に精通することです。

③の業務に対する継続的な品質改善とは、その物件の改善にとどまらず、他の事業や会社全体をどう改善しようとしたかについて一般化する必要があります。

実はこの①〜③はともにコンピテンシーの最上位にある能力に相当します。ですから、これらを効果的に表現することで、間違いなくコンピテンシーレベルは上がり、試験官があなたを専門家と認めざるを得ないような印象を与えることが可能となります。

実際の試験で、試験官から質問ではなく「この業績で得た知見を論文に書いて下さい」と求められる場合があるようです。こうなったらしめたものです。試験官が受験者を専門家と認めて、かつ創造性の高い知見を社会的に共有すべきと考えたからに他なりません。この「論文に書いて下さい」は口頭試験で確度の高い合格サインと考えてよいでしょう。

ヒアリングに基づいて丁寧に貢献をプレゼンする指導をしています

しかし、プレゼン法でここまでアピールすることは容易ではありません。たいていはあれもこれもと書きすぎて収拾付かなくなります。申込書は、決められた文字数で提出日までに書き終えねばなりません。しかも、慌てて書いたら、口頭試験での楽勝の合格は望めません。

そこで講座では記述式チェックシートに必要事項を書き込み、毎日添削してスムーズに業績を仕上げます。試験官が専門家と考える原理は何かとか、成果につなげる努力をしているか、支配的因子を見極めて合理的に対処しているか、などの視点で整理していきます。答えがすぐ出ないときには、じっくり業績の説明を講師がヒアリングして、その上で判断していきます。

ご自身では気づいていなくても、技術士にふさわしい事項を必ずプレゼンできるようにすべての方を指導しています。こだわりの技術があって、出来ればその一本でプレゼンしたいと考えている方にも、広い視点で技術士らしさを示せるように指導しています。

本研究所の添削指導を受けると、そうした業績を客観的に評価して、結果としてプレゼン効果を最大化するように整えていきます。このため、たとえ技術士に相応しい業績がなくても、試験官が高く評価せざるを得ない業績が書けるようになります。

本研究所では、技術士資格取得に向けた無料セミナーを開催しています。
セミナーでは各部門の試験問題を使いながら、技術士資格取得で大切なポイントを説明していきます。また、動画や電話、スカイプを使ったコーチング実践式なトレーニングを積んでいき、試験合格を目指していきます。
セミナーへの参加希望の方は、お気軽に本研究所までお問い合わせください。

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