筆記試験では、たいてい問題文で「現状」、「課題」、「対策」の3つが求められます。これは、状況を判断して的確な処置が出来るという技術コンサルタントとしての基本的な能力を測っています。 技術士は技術者として最高の資格であり、指導監督的立場にある方が多いのです。ですから常に正しい判断を行う必要があります。そのためには問題解決の過程において、明解でかつ誤りのない思考が求められるのです。
この課題解決型試験は、これまで文章題が多かったようですが、水道部門などでは一昨年より必須科目で図表をもとに各自が推論する形式が取り入れられています。従来、問題形式が課題が明示された文章題であったのに対して、課題を探して解決法を提案するという従来よりも問題解決力が求められるようになっています。このように論理的な考察力はもっぱら必須科目で求められています。