1. 課題および問題点の書き方

「課題および問題点」とはいった何を書けばよいか?
「課題」
、「問題点」のそれぞれがどのような位置づけなのか。簡単に問題発生のモデルを示してみましょう。一般的に技術士の業務は、技術的な問題解決の形を取っており、次のような手順で解決されます。  

 

  1. 問題が発生する (問題点1)
  2. 原因を分析する 
  3. 解決するための課題を示す
  4. 対策を行おうとすると、 
  5. 実際に対策を行うと障害(問題点2)があって容易にはできない
  6. 技術を駆使して新たな問題点2を解決して対策を完了する

 技術士体験論文では上記3の「課題」と5の「問題点2」を書けばよいのです。   具体的な例で示しますと、例えばコンクリートの中性化によるひび割れの問題とします。  

 

  1. コンクリート表面の一部にクラックという問題が発生する 
  2. 内部のpHを測って原因を中性化による鉄筋のさびによると特定する  
  3. コンクリート内部を再アルカリ化することを課題とする 
  4. 再アルカリ化のためコンクリート被覆かアルカリ液浸透をする 
  5. アルカリ液浸透はコンクリート内部まで容易に浸透していかない
  6. 電気泳動技術により浸透速度の問題を解決してアルカリ化する

 

  この問題で 3の「課題」と5の「問題点」を書けばよいのですから。 

  • 「課題」はコンクリート内部を再アルカリ化することである。
  • 問題点」は、アルカリ液浸透がコンクリート内部まで容易に浸透しないため、電気泳動技術により浸透速度の問題を解決してアルカリ化した。

となります。


技術士試験対策ならマンツーマン個別指導で

技術士試験対策ならマンツーマン個別指導がおすすめです。当技術士講座ではコンピテンシー指導・各種コーチング指導で技術士資格取得に求められる応用力を高める指導を行っております。電話・スカイプ指導で直接疑問を解決できます。夜間・休日もOK!技術士試験対策なら当講座におまかせください。無料セミナーも開催しております。詳しくはお問い合わせフォームまたはお電話で。お気軽にお問い合わせください。 >講座トップページ

 

2. 「課題および問題点」の良い事例

 具体的な例で課題および問題点を見てみましょう。

-------------------------------------------------------------

 

○○鉄道線○○トンネル工事の施工管理の例

課題1 工程管理による工期遅延リスクの低減

問題点1 工程管理上での問題点は、本工事上部用地の買収が協議中にあり、工事着手ができないことであった。このためトンネルの中〜終端にかけては最大4ヶ月の待機を余儀なくされ、この場合構造物施工時間が工期遅延のリスクがあった。遅延が鉄道に及んだ場合には損害額は○億円/月に上ると見られる。 

 

課題2 入口坑口構造物をトンネルより先行施工

問題点2 大規模開削となり、@法面が変位し崩壊しやすい、Aトンネル掘削時の切羽崩壊の2つ。

 

------------------------------------------------------------- 

 

「課題および問題点」なのですから、両者を対比して書くのがよいでしょう。その上で、因果関係とか論理性が明確に表現できるとよいでしょう。

3. 試験官が高く評価する「課題および問題点」とは

 「課題および問題点」というと、課題だけあるいは問題点だけ、または別々に書いてしまいがちです。しかし、技術士試験では、出来上がった建設物に対する評価ではなく、それを行った人物に対する評価なのです。もっと正確に言うと、

 

 

どのように「課題」を正しく設定し、新たに発生した「問題点」をどう上手に解いたか

 

 

という点に着目して評価(採点)されます  

 とくに「課題および問題点」というと業務改善の入り口部分の主要な内容ですから、そこで丁寧かつ論理的に対処していることを示せれば、技術者としての評価は高まります。  

 なお、合格への道研究所が提唱する「技術者コンピテンシー理論」では、そういった、技術者がどう考え、どう判断したかということに技術的な理論の裏づけを行って、結果として再現性のある技術応用活動をしていく人物像を定着するようにしています。 

 これは、こうした業務上の問題を解くのに不可欠な、

課題設定や問題認識の論理的な考え方は技術者コンピテンシーを表す

ものであり、しかもこうしたが得方のプロセスというものが、

専門分野に依存せず、すべての試験官の、論文に対する評価(得点)を高める

からです。

申込書 業務経歴の書き方
業務内容の詳細
1 立場と役割
2 業務概要
3 課題及び問題点
4 技術的提案
5 技術的成果
6 現時点での評価
7 今後の展望

 


 

技術士試験対策ならマンツーマン個別指導で

技術士試験対策ならマンツーマン個別指導がおすすめです。当技術士講座ではコンピテンシー指導・各種コーチング指導で技術士資格取得に求められる応用力を高める指導を行っております。電話・スカイプ指導で直接疑問を解決できます。夜間・休日もOK!技術士試験対策なら当講座におまかせください。無料セミナーも開催しております。詳しくはお問い合わせフォームまたはお電話で。お気軽にお問い合わせください。 >講座トップページ