メールマガジン技術士合格への道  第3回
 これで合格! 技術士二次試験合格講座
 さあ、目指そう! 技術コンサルタントとしての能力開発を
 ― 試験申し込み書対策 ―

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1.はじめに

 技術士合格への道研究所では、経験則ではなく合格の理論に基づいた本
質的な能力開発を行っています。「技術者コンピテンシー」の考えに基づ
くエンジニアとしての本質的な能力開発です。これは、従来行われていた
テクニックの指導だけでは限界があるという認識からです。その心は、

テクニックに頼らない技術コンサルタントとしての本質的な能力開発

です。この結果、昨年の合格率は、62%、さらに受験者のうち提出課題
の平均点が60点以上の方の合格率は、なんと86%にもなっています。

 一般的な講座の合格率が3割〜4割であるといわれているのに比べて驚
異的であることがお分かりいただけると思います。この原動力になってい
るのは実務で役立つ能力開発を目指す地道な指導です。


2. 技術士二次試験合格講座第3回 合格できる筆記試験対策1
  ― 必須科目の出題傾向分析 ―

 筆記試験対策として最初に考えるのが行うのが必須科目の対策です。必
須科目問題は次の特徴があります。

・部門全体に共通した大きな課題を取り上げている
・部門を取り巻く概念的、抽象的な問題
・複雑な背景を持ち、専門技術単独では対処できない課題
・現状を分析してそこから課題を探して対策を提案する
・毎年トレンディーな課題が取り上げられる

 このため、特定の問題に絞り込んで(問題を予想し、答案を暗記して)
準備することが出来ません。ですから技術士合格への道研究所では次のよ
うな試験対策を指導しています。

(1)予想の山が外れないように広範囲で予測する(山を張らない)
(2)下書きを書いて題意に柔軟に対処する(臨機応変さ)
(3)添削+コーチングで正しい考え方をスピーディーに理解する
(4)チェックシート等で添削・修正サイクルを早める
(5)オリジナル応用問題で練習する(総合技術監理の場合)

 必須科目の勉強法としては一般的に、

・試験に合格するためにキーワードを覚えておく
・講師が考えた予想問題を解いて自信をつける

といったテクニックや暗記に頼った指導が一般的です。これらの勉強法は
一見効率よさそうですが、所詮はテクニックであり、本質的な能力はつき
ません。試験をいわば戦いと考えて、「敵」である試験問題をどうやって
攻略するかと手段ばかり考えているのです。

 試験問題を敵と考える限り、過去問は「過去の敵」に過ぎず、終わった
試験など無価値なものでしかありません。深く理解することもなければ、
そこから学び取ることも出来ないのです。


3. 本質的な能力開発のための「問題から学びとる心構え」

 技術士合格への道研究所では、技術コンサルタントとしての高い能力を
開発するため

「過去問題から学びとる心構え」

を指導しています。技術士試験は技術コンサルタントとしての能力を測る
試験であることは繰り返し申し上げてきましたが、その方法は、プロの技
術コンサルタントが実務で遭遇する問題を予め文章で模擬してその対応
力、すなわち「技術者コンピテンシー」を確かめるものです。

 ですから、技術士試験問題は「技術者コンピテンシー」に富んだものだ
と考えられます。

 技術士の勉強についての考え方も、従来の勉強法は「実務とは別に(自
宅で頭を切り替えて)やるもの」とされていました。ちょうど下のリンク
の図のようにです。
http://homepage2.nifty.com/whitewell/benkyo_shigoto1.gif

 しかし、ほんとうは「プロの技術コンサルタントが行っている実務能力
の獲得」なのですから業務を兼ねてやるのが一番なのです。ですから、勉
強法としては、

・常に実務に即して(日常の業務課題に当てはめて)考える
・日常の業務を遂行する際に技術士勉強で得た知見を応用する

といった方法が効果的なのです。


4. 実際の過去問からの学びによる、勉強法と仕事の仕方の変革

 実際の過去問を基に解説します。H20年の建設部門必須科目の問題を見
てください。

1社会資本の維持管理に関する現状と課題を述べ、これに対する対策とし
てのアセットマネジメントの必要性及びその実用化に向けた方策について
あなたの意見を述べよ。

2我が国の公共事業は、近年、縮小傾向にあるが、このような状況が、建
設分野における技術力の維持及び向上に与える影響とその課題を挙げ、今
後とるべき方策についてあなたの意見を述べよ。

また、H19年の問題は、

1産業構造の変化等により、人口減少傾向にある地域における社会資本整
備の課題を挙げ、厳しい財政の制約の下で、地域の活性化を図っていくた
めの社会資本整備のあり方について、具体策を示しあなたの意見を述べ
よ。

2我が国の技術の発展を支えてきた"団塊の世代"の多くの技術者が、定
年退職により実務の第一線から退く事態を迎えている。そのような経験豊
富な技術者の大量退職が、社会資本を整備するための技術に与える影響と
課題について多面的に述べ、それを踏まえて、今後技術を維持継承するた
めの方策についてあなたの意見を述べよ。

というものでした。皆さんはここにあるいくつかのテーマ、

・アセットマネジメント
・公共事業の縮小傾向問題と技術力の向上
・地域の活性化
・技術の維持継承

などについて日常的に考える機会はありますか。

「アセットマネジメントなど話題に上ることではあっても、業務上必要と
していない。だから試験対策として仕方なく学んでいるだけ」

という方も多いのではないかと思います。この「外的要因(試験)のため
仕方なく勉強する」のはコンピテンシーの最も低い行動様式であり、この
ような考えでは真の能力は身につきません。仕事と勉強を分離することは
動機の面でも時間の面でも二重に不利なのです。

 コンピテンシーを高めるには、これらの問題を「内的要因(自分が必要
としている業務課題)として取り組み、先取りする」考え方へ変革してい
くことが必要です。


5. 実務で役立つ能力(技術者コンピテンシー)を身につける

 仕事上の問題解決に役立つ能力、すなわち技術者コンピテンシーを獲得
するには、「アセットマネジメント」など部門の課題について、問題解決
を仕事の一部として体験するように習慣づけることです。そして逆に仕事
の中で得られた知見を技術士の解答に反映させればよいのです。

 例えば、橋梁設計に取り組む技術者なら、老朽化した橋の補修について
役所から依頼されることがあると思います。そのようなときに、ただ「求
めに応じて言われたとおりにやる」のではなく、アセットマネジメントの
考え方に沿って提案するように試みればよいのです。

 アセットマネジメントとは社会資本を資産としてとらえ、その状態を把
握し、長期的な予測の基に維持管理を最適化することです。そのために
は、物件の健全度評価や長寿命化、LCC、投資分析がまず必要です。ま
た、たいていの場合、耐震・耐荷重の補強が必要となっています。この結
果、以下のような具体的な提案が体系的に出てきます。

・交通量(活荷重)増に適合する耐荷力向上技術
・耐震性向上のための耐震設計(地震作用力の低減など)
・橋脚柱の構造力学的性能向上(巻き立て補強等)
・片側交通確保のための床版切断技術
・構造物の非破壊検査技術
   ・
  ・
  ・
 というように、技術士試験問題のキーワードを仕事の問題解決として実
践することで、いかに業務が掘り下げられるかお分かりいただけたと思い
ます。こうした体験を習慣づけることで技術者コンピテンシーは間違いな
く高まっていくに違いありません。同時に、仕事の体験で気づいたことを
技術士問題を解く時に当てはめれば、専門家らしいコメントが出来ること
請け合いです。

 つまり、技術士試験の勉強は「仕事を忘れて休日に家でやる」ものでは
なく、「仕事を材料にして、仕事と平行して会社で考える」もの。一方、
日常の仕事も「技術士の勉強を忘れて社業に専念する」のではなく「勉強
で学んだことを会社で試してみて、得られた知見を答案に反映」すればよ
いのです。この考えを図に表してみました。次のリンクの図をご覧くださ
い。勉強、仕事のコラボレーションにより2重の利益が得られるというこ
とが分かります。
http://homepage2.nifty.com/whitewell/benkyo_shigoto2.gif

 このような方法によって、実務においても論理的に考えられるようにな
り、気がつくと技術士必須科目の勉強でも抽象的でマクロ的な課題に対し
ても的確な対策を提案できるようになっているのです。技術士試験問題か
ら学ぶことにより、技術士試験はもちろん、実務でも役立つ本質的な力が
つくということがお分かりいただけたでしょうか。

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