2018年3月8日 電気電子部門、配電科目の方の電話によるコーチング指導

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 この日のコーチングによる指導時間は21時00分から、00時間30分間行なわれ,その受講者様は電気電子部門、配電科目を目指す方で、居住地、東京から電話を用いて相談されました。貢献、技術、工夫とは何かを中心に指導しました。

 電気電子部門における配電業務では、架空電線の手段として鉄塔建設が行われますが、それ自体は構造力学的な貢献が大きく、単純に電気設備技術者としての貢献を訴えることは難しいということをお伝えしました。
 このコーチング指導の前提として、次のような技術的体験チェックシートをいただいておりました。■印は添削のコメントを表します。

 


 

 

1. 名称、時期

〇〇国〇〇市〇〇変電所建設に伴う送配電設備設計

平成〇〇年5月〜平成〇〇年2月

2. 立場 (指導監督的立場がわかるように)

送配電設備コンサルタントとして設計責任者として、地質地形調査を反映した送配電線ルート計画、送配電設備設計を行った。

3. 業務概要(物件・対策の概要、自分の成果・貢献を宣言する。)

@    110 kV送電、15kV配電

A    適正ループ化により 

■適正とは何のことか「適正」にするために技術応用があるはずですので、この適正という言葉を使わずに表してください。

B    地形地質調査にて地形地質状態を特定し、適切なルート計画及び鉄塔タイプを選定した。         

■ 「地形地質」? こうした技術は応用理学部門や建設部門に相当する技術であり、これでは電気工学以外の業績となってしまいますので要注意です。

C    他変電所過負荷容量10%低減

4. 技術的問題点と解決方法

4-1 技術的問題点(目標と現実の差、被害、望ましくない状況。業務課題ではない

@    地形状態及び地耐力を把握せず、ルート選定を見余ると、適切な鉄塔設計ができず、鉄塔崩壊が発生する。 

■ここでは技術的問題点を抽出したいところなのに、問題の方法は把握せず着手したら、それは人為的なミスとなって本来の問題点の抽出になりません。

A    地形状態及びを把握せず、ルート選定を見余ると、適切な鉄塔設計ができず、過剰設計となり予算超過が発生する。

■こちらも同じで何かを見誤ったら、それはやはり人為的なミスであって技術的問題点とはなりません。まずは誤りなしに人が普通に正しく行うことを前提としてください。

4-2 解決策(技術的提案、4-1を改善に導いた方策)

@    標準貫入試験により、地耐力を判断した。 

■建設部門の技術に相当しますので、これを1番の技術対応に設定すると電気以外なので門前払いとなります。

A    測量調査により、地形状態を判断した。

4-3 苦心して工夫したこと(解決策を検討、遂行する上で工夫した事、アイデア、考察)

@    地形状態を加味し一部の標準貫入試験箇所を簡易貫入試験を採用することで経済的に調査を進めることができた。  

■ただ普通に工事を行ったではなく、独自の工夫点はどこなのかを示すように。それが技術者のコンピテンシーとなります。

A    経済性、施工性への対応性を加え、環境影響及び維持管理面も考慮して、鉄塔ではなく積極的に鋼管柱を提案した。  

■交換とか、変更とは対策の手続きの名称であって、そのことのどこが工夫なのかを述べる必要があります。

 


 

 電話スカイプによるコーチング指導では、添削の技術内容に対して具体的にどのように回答すればよいかを話し合いました。受講者様等双方向に対話することで解決策としてふさわしく、かつ受講者様自身が提案しうる内容、すなわち体験の中からいつでも書ける業績の中心的部分に相当する内容から、有効な提案を引き出すことに成功しました。

 業績論文では経験内容の最も貢献の高い所を紹介する必要があり、そのためには受講者様のどの部分が市場的価値を持って、かつ他の技術後の差別化をはかれるかといった評価が必要です。 当研究所の技術的体験チェックシートによる指導では、こうした体験の中で核となる中心的業績を無理なく自然に引き出すことによって、試験官から得点力の高いプレゼントを可能にしています。