音声ガイド指導とは・・プロエンジニアとなるためのアクティブラーニング。

技術士試験はとにかく難解で、答えのない問題です。音声ガイドの指導では次のことを指導し、ご自分の力だけで解けるようにします。

試験の問いかけの趣旨を深く理解する(どんな答えを求められているか)答え方の戦略にしたがって解答する(高得点を狙える論文の書き方)正解を知るのではなく、正しい考え方を身につける(過去問は出ない。試験で役立つのは考え方)問題予測=技術者に求められるニーズを感じ取る(トレンドを学べは予想は難しくない)

 まずここでは、「1.試験の問いかけの趣旨を深く理解する」についてご説明しましょう。

 具体的に問い毎に「出題者が問いかけている趣旨」を、言葉で何回も、何通りも、ケースバイケースで出題者の意図を説明し、受講者様に納得してもらい、考え方が正解できるまで指導します。それは答案の答え(作文添削)ではなく、出題者がどんな答えを求めているか、いわば出題者の本音と言うべきものを確認する指導です。提案型入札にたとえると発注者の意向そのものであり、解答の鍵となる最も重要なものです。

 こうした問題は、いわば

「答えのない問題」を解くこと

であり、正解は一つではありません。逆に言うと、正解の尺度を持たないと、いつまでも答えがわからず、解答者としては答えの検討も付かないと言うことです。そこで役立つのが

「答えのない問題」に強いアクティブラーニング

という手法であり、この指導原理を取り入れて、ご自分の答えの尺度を作り正解可能としていきます。

 また、技術士試験では例えばどのような事項が問われるか、出題者はどのような内容なら正解と認めるかを、ケースバイケースでお教えしますので、最小限の努力で正解できます。よく皆さんが苦労されるのは、「調査すべき事項、課題、特徴、留意点、考慮すべきこと・・」などの問いかけの文言です。この意味が明快であれば答えがだいぶ楽になるでしょう。

 このため、誰でも技術マネージャーとしての考え方を身につけられ、過去問だけで無く、新規の問題(試験当日も)正解できるようになります。

なぜ音声ガイドが必要なのか?

技術士試験は問題の難易度が高いと言われており、受験者の実感として

  • 問題文の意味がわからない。
  • 出題者の意図がわからない。
  • 何を求めているかがはっきりとしない。
  • どのような答えが求められているかわからない。

といった「わからないこと」だらけの中で解答を強いられています。これが正解率を低下させ、合格率を低下させる原因となっています。

なぜこのような問題が生じるかと言うと、

出題者の側の要因として

  • すべて話さなくても常識的に考えてわかることがプロエンジニアの能力であると考える
  • 問題を解くのに専門知識だけでなく、市場の動向や現在のマーケットトレンドなどを考慮して、プロとして常識的に判断してもらいたい。
  • 技術経営の見地から常識的に判断できることは言われなくても考慮すべきだ

という考え方です。

 逆に言うと、たとえ答えが見えなくとも、状況を分析すればベストの答えはあるはずで、優れた技術者なら提案は出来ると出題者は考えています。この簡単には見つからない

現実的なベストの提案を見つけるためのにアクティブラーニングが役立つ

と言うことです。

出題者の意図の読み誤りで、ここまで減点される

 例えば建設部門施工科目のⅢ問題では、建設業の担い手問題について課題を挙げ、対応策について

発注者、受注者の立場を明確にしたうえで記述しなさい。

という出題がありました。この「発注者、受注者の立場を明確にした上で」という趣旨は、解答者自身の所属部署を発注者、受注者のいずれかの側の専門的見地から述べよという意味です。立場によって責任や経済性管理の方法が違ってきます。また、発注者、受注者の両方解答してしまうと、答えがまとまらなくなってしまいます。

 経営工学部門サービスマネジメント科目でも同様な問題がありました。太陽光発電とバイオマス発電の2つを選択して、その課題解決策を問う問題です。実際経営工学のベテランの方にもそのように混同されている方が見受けられます。この問題文は、読み方によっては両者とも述べる必要性があるようにも読み取れるのです。

 しかし現実的な判断として、太陽光発電とバイオマス発電とは事業主の種類も規模も全く違います。太陽光発電は土地利用と言う不動産開発的な性格であり、一方、バイオマス発電は純然たるゴミ処理工場です。このように選択肢に極端な差異があることから、常識的に二者のうち一つを選択するということを経営者のセンスから判断しないといけないのです。出題者は両者を提示はしたものの、その理由は解答者の所属業界に合わせて、二者択一の回答で解答者が正解しやすくするなるよう配慮をしたに過ぎません。もしもここを読誤って両者ともに回答したとしたら、 2倍の記述量となって答案がまとまらなくなったでしよう。実際このような原因で不合格となった方も多いかと思います。

出題趣旨の読み誤りに起因する大幅減点

 このような問題文の出題趣旨の読み取り不足に起因する減点は、たくさんの人の答案で発生しており、実はこれが不合格の主要因となっているのです。このことはほとんどの方が気づかれていません。逆に不合格原因として皆さんが異口同音に訴えるのは知識不足ですが、単なる知識に関する記述の誤りでは大きな減点にはなりません。

 出題意図の読誤りは解答法を大きく誤る危険性があり、ほとんどの場合、答えの形式が違ってしまって、「この解答はこの問題の答えではない」と判断されC評価となる場合も少なくありません。逆に出題意図がわかれば楽勝で正解することも可能です。このような理由から出題趣旨の深い理解は、試験合格の必須課題であり、それを助ける音声ガイドは有力な指導法と言えるわけです。

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