メールマガジン技術士合格への道  第7回
 これで合格! 技術士二次試験合格講座
 さあ、目指そう! 技術コンサルタントとしての能力開発を
 ― 総合技術監理部門合格対策1 ―

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 技術士試験に一発合格するにはどうしたらよいか?
技術士合格への道研究所ではこれまで不合格原因を究明し対策することで
合格理論を確立してきました。その結果が昨年の筆記合格率です。なんと
合格率65%です。
 このメールマガジンではこれまで講座の指導で確認された、実戦的なノ
ウハウを公開して出来るだけたくさんの方の合格を支援したいと考えてい
ます。講座の内容は次のホームページでも紹介しています。

 「技術士試験合格講座」  http://www.gijutsushi1.com/

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1.はじめに

 技術士合格への道研究所では、総合技術監理部門についても対策法を提
案してきました。その結果は、経験則ではなく合格の理論に基づいた、技
術者としての本質的な能力開発を行うことが不可欠であるという結論にた
どり着きました。それが

「技術者コンピテンシー」 & 「コーチング」

の指導です。これは、従来行われていた経験に基づく指導や添削だけでは
限界があるという認識からです。

 従来、技術士試験と言うと高度な専門知識を測る試験でした。しかし、
近年出題傾向が急速に変化し、技術者として問題解決力を問われるように
なっています。そうした、技術者として本質的な素養を教わる場がどこに
もないため、多くの方が苦労されているのです。

 専門技術を新たに習得するのではなく、エンジニアとしての課題設定や
対策提案能力を身につけることにより、技術士試験の大部分の問題は解け
るのです。つまり、

 普通の技術者のレベルの思考で、基本的な事項を間違いなく提案できる

そのような方法で十分80点から90点の答案を書くことが出来ます。

 また、技術士試験では、専門分野の系統ごとに問題が異なりますので、
各自の得意分野の知識(強み)を生かして書くことも不可欠です。

 こうした、「誤りのない論理的な考え方」、「得意分野を中心とした問
題対策」を行うには、受験者と指導者による緊密な指導のやり取りが欠か
せません。このため技術士合格への道研究所では受講者と講師によるマン
ツーマンでのコーチング指導を行っています。下は最近の指導の様子

http://www.gijutsushi1.com/article/13455861.html

 このメールマガジンでは、こうした指導の中からテクニックを紹介しな
がら8月の技術士二次筆記試験の対策について連載でお送りします。今回
はその第7回目です。なお、今後のこの合格講座の連載は次のような内容
でお送りしていきます。

 第2回 試験申し込み書対策
 第3回 合格できる筆記試験対策1必須科目の出題傾向分析
 第4回 合格できる筆記試験対策2選択科目の出題傾向分析
 第5回 合格できる筆記試験対策3必須科目の答案対策
 第6回 合格できる筆記試験対策4選択科目の答案対策
●第7回 総合技術監理部門合格対策1
 第8回 総合技術監理部門合格対策2
 第9回 総合技術監理部門合格対策3


2. 技術士二次試験合格講座第7回 総合技術監理部門合格対策1
  ― 総監筆記試験試験合格戦略 ―

 総合技術監理部門の8月の試験は択一問題と、論文問題からなります。
択一問題はともかく論文問題が難関となっており、ここではその論文対策
についてご説明します。総監論文試験(必須科目2−2問題)は、毎年技
術管理者に普遍的でかつ俯瞰的な問題が出題されています。これまでの出
題テーマは次のようなものです。

H17 トレードオフ
H18 チェックリスト
H19 BCP
H20 リスク対応

また総合技術監理部門の問題形式は、一般の部門に比べて業務を俯瞰的に
見たり、細やかな対応を求める傾向があります。H18年の問題を見てく
ださい。

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(1)−1 チェックリストを作成する対象として,あなたが従事した,
または従事している業務から1つ採り上げ,その内容を300字程度(答案
用紙は1行24字)で簡潔に記述せよ。
(1)−2 その業務に関して,チェックリストとして作成すべき事項
を,計画時,実施時の2つのフェーズに分け,計画時のチェック項目を
「経済性管理」と 「社会環境管理」の2つの視点から,また実施時のチ
ェック項目として,「安全管理」,「人的資源管理」・「情報管理」の3
つの視点の中から2つを選んで以下の記述要領に従って記述せよ。
【記述要領】
・チェック項目の記述に際しては,各管理の視点ごとに重要と思われるも
のから3つ以上書くこと。(記述例参照)
・各フェーズで記述の対象とした2つの管理の視点にまたがるチェック項
目は,どちらか一方に記述すること。
業務状況が変化した場合の変更管理の考え方を,(1)に記した業務を前
提として,総合技術監理の視点から答案用紙1枚以内で記述せよ。なお,
この記述は,新たな答案用紙から始めること。
検討の条件となる業務状況の変化は以下の通りとする。
「業務実施時の後半において,納期達成のためには今の人的リソースが不
足していることが判明した。」
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この問題の特徴をまとめるとこうなります。

(1)すべての部門に共通な一般的課題を取り上げている
(2)業務を俯瞰的に見て解くことを求められる(専門技術では解けない)
(3) 単純な問題解決ではなく、要求事項が細やかで複雑
(4)答案量が5枚と多く、かつ一貫性が求められる
(5)総合技術監理の5つの管理の手法を使って解かねばならない

 このように他の部門と違いが大きいため、総合技術監理対策としてほと
んど対処方法が見出せない方もいらっしゃるようです。

3. 総合技術監理部門筆記試験の不合格理由

 技術士合格への道研究所では、たくさんの受講者様をコーチング指導し
ており、その結果より不合格原因がほぼ判明しています。それは次の4項
目といえそうです。

(1)論述のベースとなる業務を適切に設定できない
(2)出題者の要求にぴったりの事項を解答できない
(3)論旨を論理的に展開できない
(4)5つの管理を上手に使えない

 これらにあてはまる方は今から対策していけば、かなり合格率が上がる
はずです。それぞれ問題点を解説します。

(1)論述のベースとなる業務を適切に設定できない

 総監の試験では、毎回ケースワークの形式で出題されます。すなわち、
問題文が想定する一般的問題を、受験者各自の業務に当てはめて、各自が
事例を提示してそれぞれの業務の中に存在する問題を解かねばなりませ
ん。
 このため、最初の業務選定が解答のできばえを左右(支配)することに
もなりかねません。

 ここで採点の対象となるのは、「チェックリスト」や「BCP」、「リ
スク対応」の妥当性であって、業務の難易度や成果、貢献度ではありませ
ん。この点が、技術的体験論文と大きく違うところです。

 しかし、多くの方はご自分がやっている業務を大きく捉え過ぎです。受
験者の立場が会社の部長さんなど管理者であることも一因しています。

 例えば、あるゼネコンの方が、答案に書く「私の業務」を「建設会社の
海外事業部全体の管理業務」と捉えた場合、「リスク対応」を一つとって
も俯瞰的過ぎて具体的に何をやればよいのか途方にくれてしまいます。

 ということで業務設定は適度に小さいものが良いかも知れません。

(2)出題者の要求にぴったりの事項を解答できない

 次に答案作成で障害となるのは「出題者の要求にぴったりに解答できな
い」ことです。これは問題文が複雑なことが原因です。先の平成18年の
問題ではチェックリストを書き出すことが要求されています。

 問題はこの(1)−2でチェックリストをいくつ書き出すかと言うこと
です。正解は12個なのですが、ただし、その書き方にはルールがあり、
分かりやすく示すと次の図のようになります。

http://homepage2.nifty.com/whitewell/H18checklist6.gif

 つまり、出題者の細かい要求に従ってこのように、正しく12個のチェ
ックリストを書き出せればよいのです。

(3)論旨を論理的に展開できない

 総監問題では、最初に宣言した業務を題材として、続けて最後まで出題
されます。先の平成18年の問題でも、

(1)−1 業務概要
(1)−2 (1)−1の業務のチェックリスト
(2)   (1)−1の業務の変更管理

 というように最初の業務が後まで尾を引きます。このことから、答案は
論理的な一貫性のあるものでなければなりません。逆に業務は一貫して記
述しやすいもの、つまり説明しやすくしておく必要があると言うことで
す。

(4)5つの管理を上手に使えない

 総監問題では、問題解決のいずれかの段階で総監の5つの管理を使った
対処方法が求められます。これは主に解決策の段階であることが多いよう
です。

 総合技術監理の5つの管理とは総合技術監理部門の技術士の技術なので
すから、それを応用した解決策を示さないことには同部門の技術士とは認
められないと言うことです。

 しかし、総合技術監理の勉強の日が浅い方は5つの管理の細かい技術内
容までは理解できていないと思います。ましてやそれらを応用して使いこ
なすとなると大変です。

 5つの管理の練習のため青本を早く暗記して、実務において当てはめて
考えるなどの練習が必要です。

4. 総合技術監理部門筆記試験の不合格理由のまとめ

 今回はまず初めに試験の不合格原因について述べてまいりました。原因
が分かれば対策もしやすいと言うものです。上記で述べた4項目を今から
対策していけば、かなり合格率が上がるはずです。次回はその対策法につ
いて述べていきます。
 
 なお、不合格原因には実は5つ目がありました。それは「択一問題が合
格点を取れない」ことです。せっかく論文対策をしていても択一で落ちれ
ばすべての努力が無駄になり、泣くに泣けません。くれぐれも択一問題
(暗記不足)では落ちないよう、日ごろの勉強を行ってください。

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技術士合格への道研究所のパーフェクトコース講座の最近の指導より
 
 総合技術監理コースのカリキュラムは、次のようになっています。

(1)基本演習   総監の5つの管理の手法を練習する
(2)過去問演習  過去問の解説を受けながら合格答案を作成する
(3)新年度予想問題 的中率の高い予想問題での試験準備

 現在は(1)、(2)を終え(3)に入っています。予想問題としては次の問
題演習を行います。

世代間技術継承問題
環境経営
ヒアリハットマネジメント

 また、これらが終了した後は

コーポレートガバナンス
HACCP(危害分析と重要管理点の設定)
PDCA
品質偽装

といった課題に取り組みます。

 総合技術監理コースでは、面談(または電話)によるコーチング方式を
取っております。問題に行き詰まったときには、問題を抱えたまま、日本
橋セミナールームまで来てもらって、コーチングにより解決するというこ
とを行っています。こうすればたいていの問題には答えが出て対策方針が
定まります。

 最近のコーチング指導では、総監部門を目指すI様が来られました。こ
のときの様子が、次の記事となっています。
http://www.gijutsushi1.com/article/13455911.html

 I様は「世代間技術継承問題」のテーマで悩まれていました。その原因
として業務の選定がよくないために答案として考えにくいという問題があ
ったのだと思います。

 この日のコーチングでは、
(1)説明しやすいよう業務を再確認する
(2)出題者の要求に近い解答戦術
(3) 状況に応じた総監の5つの管理の手法
などの順に行っていきました。

 その結果、最後には納得されて、ご自身で正解を提案できるようになり
ました。その後、数日でI様から答案が送られてきました。それはほぼ満
点に近い内容でした。

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緊急連絡 総合技術監理部門合格対策 公開無料セミナー
―おもしろいほどわかる総監筆記試験!―

 総合技術監理部門筆記試験対策として、技術士合格への道研究所では、
分かりやすい答案の書き方について説明会を開催します。

総合技術監理部門の筆記試験対策として、無料セミナー「筆記試験問題は
こう解く」を行います。期間は次の4日間です。内容は、
5月16日(土) その1 H18過去問「チェックリスト」 終了
5月23日(土) その2 H19過去問「BCP」
5月30日(土) その3 H20過去問「リスク対応」
6月 6日(土) その4 H21予想問題「????」
内容 5/16に実施した内容をご覧ください
   http://www.gijutsushi1.com/article/13455961.html
時間 いずれも 10:00〜12:00
場所 当研究所セミナールームにて
予約制といたします。定員になり次第締め切りさせていただきます。
受講ご希望の方は、下記メールに必要事項をお書き添えの上お申し込みく
ださい。
メールアドレス  gijutsushi1@yahoo.co.jp
必要事項   お名前、勤務先名、携帯アドレス、携帯番号、受験部門
地図  http://homepage2.nifty.com/whitewell/toiawase.htm#map をご覧
ください
主要駅からの所要時間は次のようになっています。
東京駅→(総武快速線)→馬喰町→当社     12分
    4分+徒歩8分
新宿駅→(都営新宿線)→馬喰横山→当社   16分
   急行10分+徒歩6分
羽田空港→(京浜急行、都営浅草線)→東日本橋→当社  37分 
    直通32分+徒歩5分      

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 技術士合格への道研究所の講座の新たな優遇制度について、お知らせし
ておきます。現在開講中の下記2コースは好評につき予定受講者数を達成
しました。現在は5月期割引を行っています。ぜひこの機会にお見逃しな
く。(詳細は下記ホームページて)

2009年パーフェクトコース(二次試験の筆記、口頭試験までの一貫指導)
2009年総合技術監理コース(二次総監試験の筆記、〃    一貫指導)

 講座の受講をご希望の方は下記ホームページで詳細をご覧ください。
URL http://www.gijutsushi1.com/

お問い合わせには何でもお答えしております。

お役に立てるよう努めます。

ご要望がありましたら、メールにお書き添えいただければ幸いです。

では、よろしくお願いいたします。

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