メールマガジン技術士合格への道  第8回
 これで合格! 技術士二次試験合格講座
 さあ、目指そう! 技術コンサルタントとしての能力開発を
 ― 総合技術監理部門合格対策2 ―

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 技術士試験に一発合格するにはどうしたらよいか?
技術士合格への道研究所ではこれまで不合格原因を究明し対策することで合格
理論を確立してきました。その結果が昨年の筆記合格率です。なんと合格率6
5%です。
 このメールマガジンではこれまで講座の指導で確認された、実戦的なノウハ
ウを公開して出来るだけたくさんの方の合格を支援したいと考えています。講
座の内容は次のホームページでも紹介しています。

 「技術士試験合格講座」  http://www.gijutsushi1.com/

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1.はじめに

 技術士合格への道研究所では、総合技術監理部門についても対策法を提案し
てきました。その結果は、経験則ではなく合格の理論に基づいた、技術者とし
ての本質的な能力開発を行うことが不可欠であるという結論にたどり着きまし
た。それが

「技術者コンピテンシー」 & 「コーチング」

という指導原理に基づいた指導です。従来行われていた過去の合格者が自分の
経験に基づいて指導・添削を行うだけでは限界があるという認識からです。

 技術士試験は平成19年以降改正されて、高度な専門知識を測る試験から技
術者としての問題解決力を問われる試験に変化しました。そうした、技術者と
して本質的な素養を教わる場がどこにもないため、多くの方が苦労されている
のです。

 専門技術を新たに習得するのではなく、エンジニアとしての課題設定や対策
提案能力を身につけることにより、技術士試験の大部分の問題は解けるので
す。つまり、

 普通の技術者のレベルの思考で、基本的な事項を間違いなく提案する

そのような方法で十分80点から90点の答案を書くことが出来ます。

 また、技術士試験では、

受験者の専門分野の系統ごとに問題が異なる
実際に体験したことが題材として求められる

ですからご自身の得意分野の知識(経験)を生かして書かなければ合格できま
せん。

 こうした、「誤りのない論理的な考え方」、「得意分野を中心とした問題対
策」を行うには、受験者と指導者による緊密な指導のやり取りが欠かせませ
ん。このため技術士合格への道研究所では受講者と講師によるマンツーマンで
のコーチング指導を行っています。下は最近の指導の様子です。

http://www.gijutsushi1.com/article/13455861.html

 このメールマガジンでは、こうした指導の中からテクニックを紹介しながら
8月の技術士二次筆記試験の対策について連載でお送りします。今回はその第
8回目です。なお、今後のこの合格講座の連載は次のような内容でお送りして
いきます。

 第2回 試験申し込み書対策
 第3回 合格できる筆記試験対策1必須科目の出題傾向分析
 第4回 合格できる筆記試験対策2選択科目の出題傾向分析
 第5回 合格できる筆記試験対策3必須科目の答案対策
 第6回 合格できる筆記試験対策4選択科目の答案対策
 第7回 総合技術監理部門合格対策1
●第8回 総合技術監理部門合格対策2
 第9回 総合技術監理部門合格対策3


2. 技術士二次試験合格講座第8回 総合技術監理部門合格対策2
  ― 総監筆記試験試験合格戦略 業務概要の書き方 ―

 総合技術監理部門の論文対策について、今回は不合格の一番の要因である事
業及び業務の概要についてご説明します。

3. 「事業及び業務の概要」の書き方

 技術士合格への道研究所では、たくさんの受講者様をコーチング指導してお
り、その結果より不合格原因がほぼ判明しています。その第1番が「論述のベ
ースとなる業務を適切に記述できない」です。

 総監の試験では、毎回ケースワークの形式で出題されます。すなわち、問題
文が想定する一般的問題を、受験者各自の業務に当てはめて、各自が事例を提
示してそれぞれの業務の中に存在する問題を解かねばなり
 このため、最初の業務選定が解答のできばえを支配することにもなりかねま
せん。

 今から対策していけば、かなり合格率が上がるはずです。ざっと悪いケース
を分類すると次の4ケースとなります。

それぞれ問題点を解説します。

(1)「事業内容」が大きすぎる

 「事業内容」は試験での採点対象となる必要最小限の規模で十分なのです
が、それを大きくとらえると説明が難しくなります。
 あるゼネコンの方が、答案に書く「私の業務」を「建設会社の海外事業部全
体の管理業務」と捉えてそれに俯瞰的に対処しようとしたとき説明に窮したそ
うです。というのは、事業先がアジア、アフリカ、北米と広範囲にわたってお
り、それぞれ抱えている問題が違うからです。

また業務を大きくとらえることは、提携業者や他部署の社員と共同することと
なり業務の実態が分かりにくいという問題があります。

 ということで業務の設定は、一つの部や課、現場程度の適度に小さく設定す
るのが良いかも知れません。

(2)間接的な業務である

規模の次に問題なのは、直接的に建設や製造の事業を行うのではなく、間接的
な指導や支援によって行う業務です。

例えば他の企業に派遣されて、そこでの技術業務を支援する仕事であった場
合、直接は


 「事業内容」は試験での採点対象となる必要最小限の規模で十分です。「チ
ェックリスト」や「BCP」、「リスク対応」といったことをあてはめるのに
妥当な規模、それは例えば一つの現場や国内の業務を行う事業部程度と考えま
す。

性であって、業務の難易度や成果、貢献度ではありません。しかし、多くの方
はご自分がやっている業務を大きく捉え過ぎです。受験者の立場が会社の部長
さんなど管理者であることも一因しています。

 例えば、あるゼネコンの方が、答案に書く「私の業務」を「建設会社の海外
事業部全体の管理業務」と捉えた場合、「リスク対応」を一つとっても俯瞰的
過ぎて具体的に何をやればよいのか途方にくれてしまいます。

 ということで業務設定は適度に小さいものが良いかも知れません。

 (3)個別の専門技術に依存する業務
(4)企業経営的な業務

 これらにあてはまる方は今から対策していけば、かなり合格率が上がるはず
です。それぞれ問題点を解説します。

(1)事業内容が大きすぎる

(2)間接的な業務である
(3)個別の専門技術に依存する業務
(4)企業経営的な業務

 総監の試験では、毎回ケースワークの形式で出題されます。すなわち、問題
文が想定する一般的問題を、受験者各自の業務に当てはめて、各自が事例を提
示してそれぞれの業務の中に存在する問題を解かねばなり
 このため、最初の業務選定が解答のできばえを左右(支配)することにもな
りかねません。

 ここで採点の対象となるのは、「チェックリスト」や「BCP」、「リスク
対応」の妥当性であって、業務の難易度や成果、貢献度ではありません。この
点が、技術的体験論文と大きく違うところです。

 しかし、多くの方はご自分がやっている業務を大きく捉え過ぎです。受験者
の立場が会社の部長さんなど管理者であることも一因しています。

 例えば、あるゼネコンの方が、答案に書く「私の業務」を「建設会社の海外
事業部全体の管理業務」と捉えた場合、「リスク対応」を一つとっても俯瞰的
過ぎて具体的に何をやればよいのか途方にくれてしまいます。

 ということで業務設定は適度に小さいものが良いかも知れません。

(2)出題者の要求にぴったりの事項を解答できない

 次に答案作成で障害となるのは「出題者の要求にぴったりに解答できない」
ことです。これは問題文が複雑なことが原因です。先の平成18年の問題では
チェックリストを書き出すことが要求されています。

 問題はこの(1)−2でチェックリストをいくつ書き出すかと言うことで
す。正解は12個なのですが、ただし、その書き方にはルールがあり、分かり
やすく示すと次の図のようになります。

http://homepage2.nifty.com/whitewell/H18checklist6.gif

 つまり、出題者の細かい要求に従ってこのように、正しく12個のチェック
リストを書き出せればよいのです。

(3)論旨を論理的に展開できない

 総監問題では、最初に宣言した業務を題材として、続けて最後まで出題され
ます。先の平成18年の問題でも、

(1)−1 業務概要
(1)−2 (1)−1の業務のチェックリスト
(2)   (1)−1の業務の変更管理

 というように最初の業務が後まで尾を引きます。このことから、答案は論理
的な一貫性のあるものでなければなりません。逆に業務は一貫して記述しやす
いもの、つまり説明しやすくしておく必要があると言うことです。

(4)5つの管理を上手に使えない

 総監問題では、問題解決のいずれかの段階で総監の5つの管理を使った対処
方法が求められます。これは主に解決策の段階であることが多いようです。

 総合技術監理の5つの管理とは総合技術監理部門の技術士の技術なのですか
ら、それを応用した解決策を示さないことには同部門の技術士とは認められな
いと言うことです。

 しかし、総合技術監理の勉強の日が浅い方は5つの管理の細かい技術内容ま
では理解できていないと思います。ましてやそれらを応用して使いこなすとな
ると大変です。

 5つの管理の練習のため青本を早く暗記して、実務において当てはめて考え
るなどの練習が必要です。

4. 総合技術監理部門筆記試験の不合格理由のまとめ

 今回はまず初めに試験の不合格原因について述べてまいりました。原因が分
かれば対策もしやすいと言うものです。上記で述べた4項目を今から対策して
いけば、かなり合格率が上がるはずです。次回はその対策法について述べてい
きます。
 
 なお、不合格原因には実は5つ目がありました。それは「択一問題が合格点
を取れない」ことです。せっかく論文対策をしていても択一で落ちればすべて
の努力が無駄になり、泣くに泣けません。くれぐれも択一問題(暗記不足)で
は落ちないよう、日ごろの勉強を行ってください。

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技術士合格への道研究所のパーフェクトコース講座の最近の指導より
 
 総合技術監理コースのカリキュラムは、次のようになっています。

(1)基本演習   総監の5つの管理の手法を練習する
(2)過去問演習  過去問の解説を受けながら合格答案を作成する
(3)新年度予想問題 的中率の高い予想問題での試験準備

 現在は(1)、(2)を終え(3)に入っています。予想問題としては次の問題演
習を行います。

世代間技術継承問題
環境経営
ヒアリハットマネジメント

 また、これらが終了した後は

コーポレートガバナンス
HACCP(危害分析と重要管理点の設定)
PDCA
品質偽装

といった課題に取り組みます。

 総合技術監理コースでは、面談(または電話)によるコーチング方式を取っ
ております。問題に行き詰まったときには、問題を抱えたまま、日本橋セミナ
ールームまで来てもらって、コーチングにより解決するということを行ってい
ます。こうすればたいていの問題には答えが出て対策方針が定まります。

 最近のコーチング指導では、総監部門を目指すI様が来られました。このと
きの様子が、次の記事となっています。
http://www.gijutsushi1.com/article/13455911.html

 I様は「世代間技術継承問題」のテーマで悩まれていました。その原因とし
て業務の選定がよくないために答案として考えにくいという問題があったのだ
と思います。

 この日のコーチングでは、
(1)説明しやすいよう業務を再確認する
(2)出題者の要求に近い解答戦術
(3) 状況に応じた総監の5つの管理の手法
などの順に行っていきました。

 その結果、最後には納得されて、ご自身で正解を提案できるようになりまし
た。その後、数日でI様から答案が送られてきました。それはほぼ満点に近い
内容でした。

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