技術士体験論文に記述する「立場と役割」で確認されることは
- 業績は専門分野の技術を応用したものか
- 問題解決の提案に対して貢献がされているか
- 提案内容に対して反省や評価は行われているか
といった点だと思われます。そして、ここで最も重要なことは貢献が大きいことや、技術応用の内容が独創的であることです。ですので、この「立場と役割」の記述では、技術提案の貢献度や、技術応用の独創性が高まるように、整理していくわけです。場合によっては貢献が際立つように、対処した内容を修正していきます。しかし、たいていの方の業績は、コンピテンシーレベルで言うと
レベル2受動行動 「やるべきことをやるべき時にやった」
といったレベルであることが多いものです。それを、
レベル4 創造行動 「独創的な工夫を加えて状況を改善する」
レベル5 変革行動 「既成概念を転換し、望ましい状況を作り出す」
ここまで高めていくことが望ましいと言えます。そのためには、次のように考えればよいでしょう。