「現時点での技術的評価」の書き方

「現時点での技術的評価」とは何か?これも間違えやすいところです。

 

  技術士の試験では必ず「現時点での評価」が求められるのはなぜか?この理由は「技術者コンピテンシー」とは強い関係があります。それはさておいて、「現時点での評価」の意味を考えて見ましょう。 「現時点での評価」とは、

 

「実施時ではなく、実施時から数年が経過した、答案作成時における評価」

という意味であり、言いかえれば、

 

 「数年の間に実施内容をチェックして新たに反省した内容は何か」「実施した後も継続して管理し、問題となるようなことがないように品質管理を怠らなかったか」 

 

ということが出来ます。つまりこの「評価」とは、反省とか事後の品質管理、維持管理という重要な技術者の能力を表しているのです。

「現時点での評価」が意味するもの

 「現時点での評価」はPDCAのC(チェック)に相当する部分であるとも考えられます。技術業務では、実施後に目標と成果を対照してチェックし、両者に差があれば対応策を変更しなければなりません。(これはPDCAのA)そして、このC(チェック)を重ねることにより次第に経験的な見識を獲得していくのです。  

 

 一方、技術者としては、同様な技術業務をその後も繰り返し手がけることとなり、その際PDCAが繰り返えされ、さらにに上達していきます。いわゆるPDCAのスパイラルアップです。この結果、技術者の同分野の技術は長い年月の後には完成し、やがては専門家の域に到達するはずです。

 

 

   技術的体験業務では、一つの業務例について1回しか「現時点での評価」が求められないわけですが、正しくPDCAが行われていたとすると、常にそのような視点で業務を管理していると見なされることとなります。

 

 以上まとめていうと、

 

「業務を実施した後で反省・評価」していれば、必ず技術は上達し、やがては必ず専門家になっていく」

 

つまり、「いつも現時点での評価をしている」 技術者は結果的に 「必ず成功する人」 とほとんど同義語となり、その意味から「反省・評価」はコンピテンシーの証であるといえるわけです。そして、技術士試験ではそのような実績を持つ人物が高く評価されるのです。

申込書 業務経歴の書き方
業務内容の詳細
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