3. 技術士試験の判定基準
「今後の技術士制度の在り方に関する論点整理」に記されていた、技術士に求められる特性、すなわちコンピテンシーについて委員の考えが示されていて、これが判定基準をイメージさてくれます。
(1)広い知識と深い専門性
T型、Π型のような、技術横断的に広く問題を把握し解決できる能力と深い専門技術を兼ね備えていること。

(2)経済的価値の創造
技術者のリーダーとして、幅広い基礎技術と基盤技術・技能を有するとともに、知の結合によって社会的経済的価値を創造できる人材(Σ型人材という)

(3)実社会での対応力
正解のある問題を解けるだけではなく、実社会で遭遇する課題に適切に対応できる。別な見方をすると、企業等が行うエンジニアリング業務ができること。