H27年 応用理学部門_地質 Ⅱ-1-4 問題 模範解答と解説

問題文

 屈折法地震探査(弾性波探査),反射法地震探査,比抵抗法電気探査,MT法電磁探査,CSAMT法電磁探査の中から1つを選び,その概要(方法と結果)と探査結果の資源探査ないし土木調査での利用法について述べよ。

模範解答

1. MT法電磁探査の概要(方法と結果)

MT法とは、電磁気擾乱に起因する誘導電場と磁場の比(電磁波動インピーダンス)の測定によって、地下の比抵抗分布を求める方法である。MT法はまた、自然磁場を信号源として利用する方法でもあり、測定で使用する周波数帯が非常に広いため、可探深度が大きい。一測点でも垂直探査が可能であり、人工信号を用いず、測定が簡便などの利点のため、アクセスが悪い場所にも適しており、測定コストも低い。また二次元インバージョン手法により、比抵抗断面図を容易に得ることができる。

2.探査結果の資源調査での利用法

 MT法を行うことにより得られる比抵抗値から、逆解析を行なうことにより、比抵抗構造が得られる。資源探査の場合、この比抵抗構造と地化学調査、地質調査を総合することにより、熱水帯水層、粘土・変質帯および、金属鉱床分布等を推定に結び付けることが出来る。MT法は1千mを超える地下深部を対象とした資源探査でも効果を発揮することから、ここでは地熱開発を例に取り上げる。

 地熱開発におけるMT法は、地下深部の水分含有量や、高温域、変質帯の特徴が比抵抗構造として現れることを利用する。探査の目的や、地質構造によって1次元から2,3次元の定量解析としての利用も可能であり、この比抵抗の定量解析を生かし、地熱貯留層を抽出し、将来的な地熱開発に利用される。

解説

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