H27年 機械部門_機械設計 Ⅱ-1-4 問題 模範解答と解説
問題文
近年の急激な高齢化・グローバル化に伴い、国内外での法令化や規格化が進み、製品にユニバーサルデザインを配慮した製品が望まれてきた。一般にユニバーサルデザインでは7つの原則が知られている。そのうち3つの原則を挙げ、各々についてどのような配慮がなされているかを具体的な製品を挙げて述べよ。
模範解答
ユニバーサルデザインの配慮と具体的な製品
1.公平な利用
配慮:老若男女や障害の有無に関わらず、誰もが同じ手法で使用できる設計とする事。
具体的製品(万人向けハサミ):ハサミの取手の部分がカバーで覆われており、握るように使用するため、握力の弱い方や右利き左利き問わず使用することが出来る。
2.認知できる情報
配慮:意味を一目で理解できるよう強調したデザインである事。
具体的製品(警告板、標識):文字の使用を抑え、意味をイラストで表すことで視覚的に意味を理解することが出来る。
3.単純で直観的な利用
配慮:正しい使用方法のみ操作することが出来、誤操作が起きない設計である事。
具体的製品(USBメモリ):正しい方向のみ挿入することが可能であり、確実にデータを記録できるよう設計されている。
解説
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