H29年 機械・熱工学 Ⅱ-1-4 模範解答と解説

問題  

  冷凍機は、物体を冷やす装置であり、産業界で広く用いられている。代表的な冷凍機の種類とその冷媒を説明せよ。また、冷凍サイクルの1例について、冷媒の状態変化を説明するとともに、その特徴について述べよ。

模範解答(答案形式)  添削履歴 2回   専門とする事項 燃料電池

1.冷凍機の種類と冷媒

1−1.圧縮式冷凍機

往復式と、旋回しながら圧縮空間容積を減少させて圧縮するスクロール式が挙げられる。圧縮機の駆動には、電気式、タービン式が存在する。冷媒は、自然冷媒では、アンモニア、二酸化炭素が、フロン類では、HCFC、HFCが挙げられる。

1−2.ターボ式冷凍機

羽根車によって生じた遠心力で空気を圧縮する。圧縮機の駆動は、タービン式のものとなる。冷媒は、フロン類であるHCFC、HFCを用い、冷水を作る。

1−3.吸収式冷凍機 

蒸発、吸収、再生、凝縮のサイクルが存在し、吸収工程では、吸収液へ冷媒を溶解させる。また、再生工程では、吸収液から冷媒を蒸発させることで吸収液を再生する。冷媒としては水を用いる。

2.圧縮式冷凍機の冷凍サイクルの例と特徴               

冷媒を圧縮(高圧ガス)、凝縮(高圧液)、減圧(低圧液)、蒸発(低圧ガス)と状態変化させて冷凍作用を行わせる。

特徴は、吸収式や電子冷却式と比較すると、COPが4.0〜6.5と高い。また、容量あたりの質量や体積が小さいため、装置の小型化や、コストを低減することが可能である。さらに、冷凍サイクルが閉回路であるため、点検周期を長くすることができる。

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