H29年 経営・生産マネ Ⅱ−1−2 問題 模範解答と解説
問題文 Ⅱ-1-2
PERT手法は大規模日程計画において用いられるプロジェクト管理の手法であり、アローダイアグラムを用いて、最も時間のかかる作業経路を明確にするものでる。PERT手法に関する以下の問いに解答せよ。
(1)PERT手法において用いられるアローダイアグラムについて説明せよ。
(2)以下の作業リストをもとにアローダイアグラムを作成し、作業A〜Fについて、最早終了時刻及び最遅終了時刻をそれぞれ求めよ。
作業名 | 作業時間 | 直前作業 |
A | 2 | なし |
B | 3 | A |
C | 8 | A |
D | 5 | B,C |
E | 2 | B,C |
F | 1 | D,E |


②最早終了時刻
A-B-E-Fのパスが、8で該当する。
③最遅終了時刻
A-C-D-Fのパスが、16で該当する。
(3)クリティカルパス
①クリティカルパスの説明
クリティカルパスは、プロジェクトの進捗で最も時間のかかるパスである。このパスを経済性をもって短縮できることが、計画を遂行するために重要になる。
②上記(2)のクリティカルパス
A-C-D-Fが該当する。
模範解答1 (答案形式) 添削履歴 1回 完成日2018/4/27 専門事項 工場生産管理
(1) アローダイアグラム
アローダイアグラムは、大規模日程計画を遂行するために必要な作業の順序を矢線と結合点を用いた図である。日程上の重要なパスは、明らかにして計画の進捗を管理する。
(2) アローダイアグラムの作成、最早終了時刻、最遅終了時刻
①アローダイアグラムの作成

図1.アローダイアグラム
②最早終了時刻
A-B-E-Fのパスが、8で該当する。
③最遅終了時刻
A-C-D-Fのパスが、16で該当する。
(3)クリティカルパス
①クリティカルパスの説明
クリティカルパスは、プロジェクトの進捗で最も時間のかかるパスである。日程短縮が必要な場合は、経済性をもって、優先してクリティカルパスを短縮する。
②上記(2)のクリティカルパス
A-C-D-Fが該当する。