R1/2019年 建設・鋼構造・コン Ⅱ-1-1
問題文
鋼構造物の設計又は架設(建て方)計画において、座屈照査が重要となる部材を1つ挙げ、その部材に生じる恐れのある座屈現象を述べよ。また、その座屈に影響を及ぼす主因子を複数上げ、それぞれについて説明せよ。
模範解答1 (答案形式) 添削履歴 3回 2019.07.16 専門事項 橋梁設計
1.座屈照査が必要となる部材
連続少数鈑桁橋の中間支点付近の主桁L.FLGについて述べる。
2.座屈現象
負曲げにより、圧縮FLGとなり、主桁が面外方向に倒れる形で横倒れ座屈が生じる。
3.主要因子
①横桁の配置
少数主桁橋では、横桁の設置間隔が6〜10mであるため、圧縮フランジの固定点間距離が増加する。よってl/bも増加し、座屈が生じる。
この論理の説明をもう少し補足した方がよいでしょう
②横桁の剛性
少数主桁橋では、横桁の支間長が大きいため、横桁と垂直補剛材で構成されるU形フレームの剛性が低下し、座屈が生じる。
ここも説明をもう少し補足してください
③横力
少数主桁橋では、主桁、横桁と垂直補剛材で構成されるポニートラスと同形状となるため、横力に対し、垂直補剛材が応力超過した場合座屈が生じる。
場合の限定は要因を小さく限定します。「超過する場合」が多いこと、超過しやすいことだけを補足してください。