建設部門 選択科目 施工計画、施工設備 予想問題Ⅱ-2 解答者10 専門:施工計画

建設部門 選択科目 施工計画、施工設備 予想問題Ⅱ-2 解答者10 専門:施工計画

予想問題 Ⅱ-2-1 簡易答案1

下図に示すように、都市河川の河川敷公園の駐車場に建設する橋台コンクリート工事である。この工事の特記仕様書には、非洪水期 (12月~翌年の 3月)に完工すること、河川公園内のため公衆災害の防止を図ること、マスコンクリートの温度ひび割れを抑制すること、が記されていた。この工事を進めるに当たって、監理技術者の立場で次の内容について記述せよ。ただし、掘削工事は 12月末に完了しているものとして記述すること。

(1)調査、検討すべき事項とその内容について説明せよ。

(2) 業務を進める手順について、留意すべき点、工夫点を含めて述べよ。

(3) 業務を効率的・効果的に進めるための他、現場内での新型コロナ感染防止について、安全衛生面の関係者との調整方策について述べよ。

1.調査検討すべき事項:1)公衆災害:橋台駐車場間10mと近接のため、公園利用状況を調査し、クレーンと第3者の接触災害とクレーン転倒防止を検討。2)マスコンクリート:橋台360H7mW3m温度ひび割れ抑制でマスコン水和熱内外温度差に起因ひび割れの設計照査と実施工条件を調査し、ひび割れ抑制検討。3)工期厳守:ひび割れ抑制より、外気とコンクリート温度差小で養生期間増を検討。

2. 留意・工夫点を含めた業務遂行手順:1) 公衆災害:接触災害①クレーン最大ブームで俯角75以内に駐車場が入らない旋回範囲②強固な仮囲区画③交通誘導員配置で接触リスク低減。クレーン転倒①アウトリガー全張出し下部地盤強度確保。サンドマットや地盤改良や鉄板敷設で転倒リスク低減。2)内外温度差ひび割れ:①設計段階温度ひび割れ照査と施工条件一致確認②抑制策の検討、製造段階でプレクーリングと運搬時高温とならないよう温度管理方法を検討実施。生コン車ドラム断熱③沈みひび割れ防止タンピング、パイプクーリングを照査実施でリスク低減。3)工期:必要養生期間込み全所要日数100日。

3.関係者調整:マスコンひび割れ抑制の品質要求あり。プラントと協議したら、低熱セメント不採用要望、躯体会社からも長期養生工程遅延で不採用の要望。3社意見に対し発注者要望ひび割れ低減効果でプラントが原価低減且躯体会社要望である養生期間短縮効果のある中庸熱セメントを採用し、監理技術者として効果的調整。

 疫病感染防止は、発注者、協力会社等各会議のリモート化とメール伝達指示報告連絡網実施、カメラで進捗管理、サーモカメラ自動検温検出、作業分散工程管理計画と実施。密閉空間は窓開放+機械換気厳守依頼でコンプライアンス対応関係者調整。

予想問題 Ⅱ-2-1 簡易答案2

1.調査検討すべき事項

1)公衆災害:橋台駐車場間10mと近接のため、公園利用状況を調査し、クレーンと第3者の接触災害とクレーン転倒防止を検討。

2)マスコンクリート:橋台360H7mW3m温度ひび割れ抑制でマスコン水和熱内外温度差に起因ひび割れの設計照査と実施工条件を調査し、ひび割れ抑制検討。

3)工期厳守:ひび割れ抑制より、外気とコンクリート温度差小で養生期間増を検討。

2.留意・工夫点を含めた業務遂行手順

1) 第3者との接触公衆災害対策

初めに、公衆災害防止対策要綱よりクレーン最大ブームで俯角75以内に駐車場が入らない旋回範囲、強固な仮囲区画設置となるよう公園管理者と協議し、区画し接触防止で、次に歩行者安全確保(改正要綱歩行者通路w90cmH2.1mノンスリップ仕様凸凹なし)と交通誘導員配置で、第3者との接触防止で、その次にクレーントラフィカビリティとアウトリガーを全張出しと下部地盤強度確保するため、サンドマットや地盤改良や鉄板敷設で、クレーン転倒防止で公衆安全性向上。

2)水和熱による内外温度差ひび割れ対策

水和熱抑制で低発熱型セメント使用し、セメント水骨材をプレクーリングし、コンクリート温度を抑制し、内外温度差減少の為保温養生マット設置し、ひび割れ抑制で品質性能向上。

3)工期

必要養生期間を含み、全所要日数100日である。

3.関係者調整

マスコンひび割れ抑制の品質要求があった。プラントと協議したら、低熱セメント不採用要望があり、躯体会社からも長期養生工程遅延で不採用の要望があった。3社意見に対し、発注者要望のひび割れ低減効果で、プラントが原価低減かつ躯体会社要望である養生期間短縮効果のある中庸熱セメントを採用することで、監理技術者として効果・効率的な調整をした。

疫病感染防止は、発注者、協力会社等各会議のリモート化とメール伝達指示報告連絡網実施、カメラで進捗管理、サーモカメラ自動検温検出、作業分散工程管理計画と実施する。密閉空間は窓開放+機械換気厳守依頼することで、コンプライアンス対応による関係者調整をした。

予想問題 Ⅱ-2-2 簡易答案1

市街地に建設する下水道の小口径(cP1500)推進の到達立坑掘削工事である。下図のように立坑位置は、軟弱地盤に加え、地下水が高いこと、沿道には民家や商店が密集している。

さらに、迂回路が設けられないため、片側交互通行での施工となる。この工事を進めるに当たって、監理技術者の立場で次の内容について記述せよ。

ただし、鋼矢板は、引き抜き時に地盤沈下が予測されるため撤去しない(埋殺し)ものとする。

(1) 調査、検討すべき事項とその内容について説明せよ。

(2) 業務を進める手順について、留意すべき点、工夫点を含めて述べよ。

(3) 業務を効率的、効果的に進めるため、新型コロナウィルス感染防止のため、業務効果的と安全衛生面との両面での関係者との調整方策について述べよ。

1.調査施工検討内容:①調査計画段階:地中埋設管、架空電線、井戸、農業用水溜池等の有無を調査し、工事開始前の状況写真撮影。軟弱地盤と地下高水位のため地盤調査とその変状予測し、工事影響が最小限となる施工計画を検討。また交通量調査等を行い、片側通行作業を検討。②施工段階:第3者・公衆災害防止のため、道路上で実施する鋼矢板の打設方法鋼矢板の変位防止と掘削土運搬方法等を検討。

2.留意工夫点を含めた業務遂行手順:①P(計画段階) 土留支保工は、軟弱地盤に安定反力がある切梁工法を選定し崩壊リスクを低減。他騒音に関しては低騒音型重機と圧入やオーガー孔削工法などを採用し、リスク低減。②D(施工段階)掘削 ・運搬作業と一般交通の安全確保片側通行では一般交通の安全確保と誘導員で第三者との交通災害にリスクを低減。民家商店には、騒音粉塵飛散対策で立坑付近道路へ散水+立坑周りに防音パネルを貼りリスク低減。③CA(是正段階) 地盤や地下水位と土留支保工変位監視で変状所見時は、リチャージ工法と山留際地盤改良で、山留め崩壊・地盤沈下リスクを低減。一般交通とのヒヤリハットの是正措置、施工不具合の歯止め等を行い、QCDSEスパイラルアップし公衆災害リスク低減。

3.関係者調整:近隣住民は埃飛散防止本設防護棚設置を要求した。一方道路管理者協力会社はシート養生を要望。両者の意見に対し、工事期間中限定であり、監理技術者として効率的に工事進行させるため、仮設防音パネルと集塵機設置。

疫病感染防止は、発注者、協力会社等各会議のリモート化とメール伝達指示報告連絡網実施、カメラで進捗管理、サーモカメラ自動検温検出、作業分散工程管理計画と実施。密閉空間は窓開放+機械換気厳守依頼でコンプライアンス対応関係者調整。

予想問題 Ⅱ-2-2 簡易答案2

1.調査施工検討内容

1)調査計画段階

地中埋設管、架空電線、井戸、農業水溜池等の有無調査、工事前写真を撮影し、公衆災害防止等の対策を検討。軟弱地盤地下高水位の為地盤調査と変状予測し、工事影響が最小限となる施工計画を検討。交通量調査等を行い、片側通行作業を検討。施工計画を近隣住民へアカウンタビリティを果たし、得られた要望意見等を施工検討。

2)施工段階

第3者・公衆災害防止のため、道路上で実施する鋼矢板の打設計画と鋼矢板の変位防止策と掘削土運搬計画等を検討。

2.留意工夫点を含めた業務遂行手順

1)近隣対策

他騒音に関しては低騒音型重機と圧入やオーガー孔削工法などを消音低振動工法採用し、立坑付近は道路へ散水+立坑周りに防音パネル設置で、騒音振動や粉塵飛散防止で、良好居住環境確保。

2)公衆災害対策                                            

運搬作業と一般交通の安全確保片側通行では、一般交通の安全確保(改正要綱歩行者通路w90cmH2.1ノンスリップ仕様凸凹なし)と誘導員配置により、第三者接触交通災害の防止で、土留め支保工は、軟弱地盤に安定反力がある切梁工法採用、掘削底面の盤ぶくれ対策は根入れ長を長く、ディープウェル水位低下で、公衆安全性向上。

3) 緊急対応と改善改良

周辺地盤や地下水位と土留支保工変位監視で変状所見時は、リチャージ工法と山留際地盤改良で、山留め崩壊と地盤沈下、一般交通とのヒヤリハットと施工不具合の改善提案実施を行い、改良することで、公衆安全性、品質性能向上。

3.関係者調整

近隣住民は埃飛散防止本設防護棚設置を要求した。一方道路管理者協力会社はシート養生を要望。両者の意見に対し、工事期間中限定であり、仮設防音パネルと集塵機設置することで、監理技術者として効果・効率的に工事関係者調整した。

疫病感染防止は、発注者、協力会社等各会議のリモート化とメール伝達指示報告連絡網実施、カメラで進捗管理、サーモカメラ自動検温検出、作業分散工程管理計画と実施した。密閉空間は窓開放+機械換気厳守依頼でコンプライアンス対応するよう監理技術者として関係者調整した。

予想問題 Ⅱ-2-3 簡易答案1

軟弱粘土地盤で高地下水位である市街居住地域にある立坑(20m×20m、深度30m)工事の施工計画を策定することとなった。この業務を担当責任者として進めるに当たり、下記の内容について記述せよ。なお、施工方法は、掘削山留は、SMW開削工法で切梁支保工を設置、昼間工事である。立坑と住宅は、最短2mと近接し、立坑は主要幹線道路に近接し、ガス・水道下水・特別高圧配管等インフラ設備が地中埋設されている。そのような状況下で以下の問いに答えよ。

(1)調査、検討すべき事項と内容について説明せよ。

(2)留意すべき点、工夫を要する点を含めて業務を進める手順について述べよ。

(3)業務を効率的・効果的に進めるための他、現場内での新型コロナ感染防止について、安全衛生面の関係者との調整方策について述べよ。

1.調査、検討すべき事項:(1)市街居住地域で軟弱粘土地下高水位地盤のため、地盤調査を行い、商店居住地の地盤沈下、掘削底面盤ぶくれ等公衆災害防止を検討。(2)軟弱地盤大深度掘削のため、土質調査と分析評価を行い、掘削床付面変状、山留め崩壊等の災害防止の施工計画を検討。(3)インフラ埋設のため、地中埋設物調査を行い、重量車通行と掘削重機での破損事故防止の施工計画を検討。

2.留意工夫点を含めた業務遂行手順:①P(計画段階)盤ぶくれ防止で山留め根入れを長くしリスク低減。掘削時地下水汲上げでリチャージ工法採用し地盤沈下リスク低減。騒音は低騒音型重機と圧入やオーガー孔削工法などの消音型とし騒音リスク低減。②D(施工段階)掘削 ・運搬作業と一般交通の安全確保片側通行では一般交通の安全確保と誘導員で第三者との交通災害にリスク低減。居住地域のため粉塵飛散対策で立坑付近道路へ散水+立坑周りに仮設防音パネル貼りでリスク低減。埋設配管箇所手掘りでリスク低減③CA(是正段階)地下水位地盤変位土留支保工変状観測で、リチャージ工法と山留際地盤改良実施で、山留崩壊地盤沈下リスク低減。一般交通とヒヤリハット是正措置、施工不具合の歯止めを行い、公衆災害リスク低減。

3.関係者調整:近隣住民は埃飛散防止本設防護棚設置を要求した。一方道路管理者協力会社はシート養生を要望。両者の意見に対し、工事期間中限定であり、監理技術者として効率的に工事進行させるため、仮設防音パネルと集塵機設置した。

 疫病感染防止は、発注者、協力会社等各会議のリモート化とメール伝達指示報告連絡網実施、カメラで進捗管理、サーモカメラ自動検温検出、作業分散工程管理計画と実施。密閉空間は窓開放+機械換気厳守依頼でコンプライアンス対応関係者調整。

予想問題 Ⅱ-2-3 簡易答案2

1. 調査、検討すべき事項

(1) 民家商店近接施工のため周辺生活環境を調査し、騒音や振動や粉塵飛散や井戸枯れ等を防止し近隣住環境確保の計画を検討。

(2) 市街居住地域で大深度、軟弱粘土、地下高水位掘削のため、地盤・交通量の調査を行い、商店居住地の地盤沈下、掘削底面盤ぶくれ等、山留め崩壊等、片側交互通行の第三者接触災害防止を検討。計画決定事項を近隣住民へアカウンタビリティを果たし、得られた要望意見等を施工検討。

(3)インフラ地中埋設のため、地中埋設物調査を行い、重量車通行と掘削重機での破損事故防止の施工計画を検討。

2.留意工夫点を含めた業務遂行手順

1)近隣対策

他騒音に関しては低騒音型重機と圧入やオーガー孔削工法などを消音低振動工法採用し、立坑付近は道路へ散水+立坑周りに防音パネル設置で、騒音振動や粉塵飛散防止で良好居住環境確保。

2)公衆災害対策

運搬作業と一般交通の安全確保片側通行では、一般交通の安全確保(改正要綱歩行者通路w90cmH2.1ノンスリップ仕様凸凹なし)と誘導員配置により、第三者接触防止で公衆安全性向上。土留め支保工は、軟弱地盤に安定反力がある切梁工法採用、掘削底面の盤ぶくれ対策は根入れ長を長く、ディープウェル水位低下で、山留め崩壊で公衆安全性向上。仮設排水路掘削等でインフラ埋設配管付近掘削は、インフラ施設管理者台帳と設計図書の相違ない位置に目印で作業者へ手掘り掘削工夫指示で、安全性向上。

3)緊急対応とSQ改善改良

周辺地盤や地下水位と土留支保工変位監視で変状所見時は、リチャージ工法と山留際地盤改良で、山留め崩壊と地盤沈下、一般交通とのヒヤリハットと施工不具合の改善提案実施を行い、改良することで、公衆安全性、品質性能向上。

3.関係者調整

近隣住民は音埃飛散防止に対し、強固な本設遮音防護棚の設置を要求した。一方、とび土工事協力会社は簡易的な防炎白シート養生を要望した。両者の意見に対し、工事期間中は限定であるため、仮設防音パネルと集塵機設置し、監理技術者として効果・効率的に工事進行させる関係者調整をした。

 疫病感染防止は、発注者と協力会社等全会議をリモート化し、メール伝達報告連絡網実施し、カメラ進捗管理、サーモカメラ自動検温検出、作業分散工程管理計画を実施した。密閉空間は、窓開放+機械換気で感染リスクを低減し、コンプライアンス対応に関し、効果的な関係者調整をした。

予想問題 Ⅱ-2-4 簡易答案1

軟弱地盤高水位である市街居住地域に道路橋下部基礎工を策定することとなった。橋脚コンクリート量はフーチングが550/基,梁・柱部が460/基であり、梁・柱部は鉄筋が密な構造である。なお、SMW山留H10m、15m四方とする。騒音振動はなるべく少なく抑えた工法を選択する契約となっている。この業務を担当責任者として進めるに当たり、下記の内容について記述せよ。なお下部工事の工期は6か月とする。

(1)調査、検討すべき事項と内容について説明せよ。

(2)留意すべき点、工夫を要する点を含めて業務を進める手順について述べよ。

(3)業務を効率的・効果的に進めるための他、現場内での新型コロナ感染防止について、安全衛生面の関係者との調整方策について述べよ。

1.調査検討すべき事項:1)軟弱地盤地下高水位のため、家屋・地盤・周辺調査を行い、市街居住地の地盤沈下と山留め床付面崩壊等の公衆災害防止の施工計画を検討。2)フーチングコンクリート容量断面形状と水和熱及び柱梁配筋密度を調査し、コンクリートひび割れ防止施工検討。3)工程遅延:柱梁の鉄筋先組で短縮検討。

2.留意・工夫点を含む業務遂行手順:1)P計画:山留め変位抑制のため切梁工法採用軸力値観察、盤ぶくれ防止で山留め根入れを長くとりリスク低減。掘削時地下水汲上げにより地盤沈下防止のため、山留際地盤改良とリチャージ工法採用でリスク低減。設計段階の温度ひび割れ照査と施工条件一致確認と床ひび割れ防止筋設置でリスク低減。鉄筋先組で所要日数-10日とし、遅延リスク低減。2)D施工:残土搬出の安全確保で第3者災害リスク低減。沈みひび割れ防止タンピング、パイプクーリング誘発目地を照査通り実施でひび割れ発生リスク低減。3)CA改善:周辺地盤の変状時は地盤改良、地下水位地盤変位土留支保工変状観測変状所見時、リチャージ工法と山留際地盤改良実施で、山留崩壊地盤沈下リスク低減。コンクリートひび割れ調査と打設養生フィードバック実施でリスク低減。

3.関係調整: 近隣居住者は埃飛散防止本設防護棚設置を要求した。一方道路管理者協力会社はシート養生を要望。両者の意見に対し、監理技術者として効率的に工事進行させるため、工事期間限定の為仮設防音パネルと集塵機設置した。

疫病感染防止は、発注者、協力会社等各会議のリモート化とメール伝達指示報告連絡網実施、カメラで進捗管理、サーモカメラ自動検温検出、作業分散工程管理計画と実施。密閉空間は窓開放+機械換気厳守依頼でコンプライアンス対応関係者調整。

 

予想問題 Ⅱ-2-4 簡易答案2

1.調査検討すべき事項

1)軟弱粘土地下高水位掘削の為、地盤・交通量・埋設配管の調査を行い、周辺地盤沈下、掘削底面盤ぶくれ等、山留め崩壊等、片側交互通行の第三者接触、インフラ配管破損等の公衆災害防止を検討。民家商店近接施工のため周辺生活環境を調査し、騒音等防止計画を検討。

2)フーチングコンクリート大断面形状による水和熱内外温度差及び柱梁配筋密度を調査し、温度差ひび割れ防止と密実コン打設計画検討。

3)工程厳守:工期6か月に対し、2週間短縮する為、鉄筋先組で工期短縮を検討。

2.留意・工夫点を含む業務手順

1)公衆災害と近隣対策

①片側通行では、一般交通の安全確保により、第三者接触交通災害発生防止で、②掘削底面の盤ぶくれ対策は根入れ長を長くすることで、③インフラ施設管理者台帳と設計図書の相違ない位置に目印で作業者へ手掘り掘削工夫指示で、公衆安全性向上。

 ④他騒音に関しては低騒音型重機と圧入やオーガー孔削工法などを消音低振動工法採用し、立坑付近は道路へ散水で粉塵飛散防止することで、良好な居住環境を確保。

2)高密度配筋と大断面水和熱ひび割れ対策

高密度鉄筋による分離と沈みひび割れ防止でタンピング+(高)AE減水剤単位水量減少配合で、分離とひび割れ抑制で品質向上。水和熱抑制で低発熱型セメント使用し、セメント水骨材をプレクーリングし、コンクリート温度を抑制し内外温度差減少させ、ひび割れ抑制し品質性能向上。

3)工程その他

 工程を先組鉄筋工法で20日間短縮し、6か月で完成させる。

周辺地盤や地下水位と土留支保工変位監視で変状所見時は、リチャージ工法と山留際地盤改良で、山留め崩壊と地盤沈下、一般交通とのヒヤリハットと施工不具合の改善提案実施を行い改良することで、公衆安全性と品質性能を向上。

3. 関係者調整

近隣住民は音埃飛散防止に対し、強固な本設遮音防護棚の設置を要求した。一方、とび土工事協力会社は簡易的な防炎白シート養生を要望した。両者意見に対し、工事期間中は限定であるため、仮設防音パネルと集塵機設置し、監理技術者として効果・効率的に工事進行させる関係者調整。

 疫病感染防止は、発注者と協力会社等全会議をリモート、メール伝達指示での報告連絡網を実施、カメラで進捗管理、サーモカメラ自動検温検出、作業分散工程管理計画と実施した。密閉空間は、窓開放+機械換気で感染リスク低減、コンプライアンス対応に関し、効果的な関係者調整。

 

予想問題 Ⅱ-2-5 簡易答案1

軟弱地盤高地下水位である市街居住地域に道路橋基礎杭工事の施工計画を策定することとなった。杭は、既成杭コンクリート杭(Φ0.6m、L=20m)で近接して病院と学校がある。この業務を担当責任者として進めるに当たり、下記の内容について記述せよ。なお、道路橋下部基礎施工方法は、SMW山留H10m、15m四方とする。

(1)調査、検討すべき事項と内容について説明せよ。

(2)留意すべき点、工夫を要する点を含めて業務を進める手順について述べよ。

(3)業務を効率的・効果的に進めるための他、現場内での新型コロナ感染防止について、安全衛生面の関係者との調整方策について述べよ。

1.調査検討事項:1)軟弱地盤高地下水位のため、家屋・地盤・周辺調査を行い、市街居住地の地盤沈下と山留め床付面崩壊などの公衆災害防止の施工計画を検討。2)市街地既製杭工事搬入動線含め、インフラ設備地中埋設と通行車両調査を行い、地中埋設物破損等の公衆災害防止を検討。3)居住地域のため、家屋調査と学校病院等の有無や工事影響騒音調査で分析評価を行い、クレーム防止の施工計画を検討。

2. 留意・工夫点を含めた業務遂行手順1)P計画段階:盤ぶくれ防止は、根入れを長くしリスク低減。騒音に関しては低騒音型重機と圧入やオーガー孔削工法などを採用し、リスク低減。2)D施工段階:埋設配管箇所手掘りでリスク低減。人と重機等接触防止は区画離隔でリスク低減。残土搬出時一般の交通との安全確保し、接触事故リスク低減。3)CA改善段階:周辺地盤の変状時は地盤改良トレンチ掘削等で地盤変形抑制、杭傾斜精度のフィードバック実施。地盤変位や地下水位と土留支保工変位監視で変状所見時は、トレンチ掘削と山留際地盤改良で、山留め崩壊・地盤沈下リスクを低減。一般交通とのヒヤリハットの是正措置、施工不具合の歯止め等を行い、QCDSEスパイラルアップし公衆災害リスク低減。

3.関係調整:近隣住民は埃飛散防止本設防護棚設置を要求した。一方道路管理者協力会社はシート養生を要望。両者の意見に対し、工事期間中限定であり、監理技術者として効率的に工事進行させるため、仮設防音パネルと集塵機設置。

 疫病感染防止は、発注者、協力会社等各会議のリモート化とメール伝達指示報告連絡網実施、カメラで進捗管理、サーモカメラ自動検温検出、作業分散工程管理計画と実施。密閉空間は窓開放+機械換気厳守依頼でコンプライアンス対応関係者調整。

 

予想問題 Ⅱ-2-5 簡易答案2

1. 調査検討事項

1)軟弱地盤高地下水位のため、家屋・地盤・周辺調査を行い、市街居住地の地盤沈下と山留め床付面崩壊等の公衆災害防止計画を検討。

2)市街地既製杭工事搬入動線含め、インフラ設備地中埋設配管と重車両通行の調査を行い、地中埋設物破損歩行者接触等の公衆災害防止を検討。

3)居住地域のため、家屋調査と学校病院等の有無や工事起因する騒音振動影響調査し抑制検討。

2. 留意・工夫点を含めた業務遂行手順

1)公衆災害と近隣対策

片側通行では、杭建て込み時周辺建物と接触防止可能なスペースを確保した道路使用計画、公衆災害要綱規定の歩行者用通路幅区画を確保、接触防止で安全性向上。

 居住地騒音振動は、低騒音型重機と圧入やオーガー孔削工法等を消音低振動工法とし、立坑付近は道路散水、粉塵飛散防止で、良好な住環境を確保。

杭建込みクレーンは、接触センサー採用や架線+目印により近隣住戸とクレーンブーム接触防止で、公衆安全性向上。

2)埋設配管破損防止対策

令和元年9月改正公衆災害防止要綱により、インフラ施設管理者台帳と設計図書の相違ない位置に目印をつけ作業者へ手掘り掘削の指示により、施工安全性の向上。

3)その他安全品質

周辺地盤の変状時は地盤改良+トレンチ掘削等で地盤変形抑制し、一般交通とのヒヤリハット報告是正実施で公衆安全性を向上。施工不具合の改善提案実施を行い、杭傾斜精度のフィードバックを行うことで施工品質向上。

3. 関係者調整

近隣住民は音埃飛散防止に対し、強固な本設遮音防護棚の設置を要求した。一方、とび土工事協力会社は簡易的な防炎白シート養生を要望した。両者の意見に対し、工事期間中は限定であるため、仮設防音パネルと集塵機設置し、監理技術者として効果・効率的に工事進行させる関係者調整。

 疫病感染防止は、発注者と協力会社等全会議をリモート化とし、メール伝達指示での報告連絡網を実施し、カメラで進捗管理し、サーモカメラ自動検温検出し、作業分散工程管理計画と実施した。また、密閉空間は、窓開放+機械換気で感染リスクを低減し、コンプライアンス対応に関し、効果的な関係者調整。

 

予想問題 Ⅱ-2-6 簡易答案

市街地に建設する下水道の小口径(cP1500)推進の到達立坑掘削工事である。下図のように立坑位置は、軟弱地盤に加え、地下水が高いこと、沿道には民家や商店が密集している。

さらに、迂回路が設けられないため、片側交互通行での施工となる。この工事を進めるに当たって、監理技術者の立場で次の内容について記述せよ。

ただし、鋼矢板は、引き抜き時に地盤沈下が予測されるため撤去しない(埋殺し)ものとする。

(1) 調査、検討すべき事項とその内容について説明せよ。

(2) 業務を進める手順について、留意すべき点、工夫点を含めて述べよ。

(3) 業務を効率的、効果的に進めるため、新型コロナウィルス感染防止のため、業務効果的と安全衛生面との両面での関係者との調整方策について述べよ。

 

1.調査施工検討内容:①調査計画段階:家屋の事前調査を行い施工後の工事影響変状の判断指標とする。軟弱地盤と地下高水位のため地盤調査変状予測し、工事影響が最小限となる施工計画を検討。交通量調査等を行い、公衆災害防止を検討。②施工段階:第3者・公衆災害防止のため、道路上で実施する鋼矢板の打設方法鋼矢板の変位、掘削土運搬方法等を検討する。

2.留意工夫点を含めた業務遂行手順:①P(計画段階) 土留支保工は、軟弱地盤に安定反力がある切梁工法を選定し崩壊リスクを低減。民家商店には、粉塵飛散対策で立坑付近道路へ散水+立坑周りに防音シートを貼りリスク低減させた。他騒音に関しては低騒音型重機と圧入やオーガー孔削工法などの消音型とし騒音リスク低減した。②D(施工段階)掘削 ・運搬作業と一般交通の安全確保片側通行では一般交通の安全確保と誘導員、で第三者との交通災害にリスクを低減。③CA(是正段階) 地盤や地下水変動の監視し土留支保工の変位監視で変状ありは、リチャージ工法と山留際地盤改良実施で、山留め崩壊・地盤沈下リスクを低減。一般交通とのヒヤリハットの是正措置等、施工不具合の歯止め等行い公衆災害リスク低減。

3.関係者調整:工事を効果効率的に進行させるため、近隣民家商店街に近隣工事説明会を開催意見聴取し、道路管理者警察と協議決定事項申請内容を施工に反映する。例えばシート養生。各工事Q C D S Eバランス配慮による関係者調整をした。

疫病感染防止するために、来現する発注者、施設管理者、協力会社に対し、検温37度以上は入場禁止、マスクの着用又は2m以上距離確保をする。その他会議現場での密閉した空間では換気、距離確保、不要会話禁止となる関係者調整をした。

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