ところで、課題を設定するのは次に、解決策を導くためです。良い課題設定は上手に解決策が求められなければなりません。これを確認するには、
ロジックツリーという手法を用いて、「どうやって?」と考える
のです。この手法は、課題からスタートして、「どうやって?」と繰り返して考えて、最後に対策案に到達する方法です。この「どうやって?」の答えは1つではなく複数であることが多いため、結果はツリー型となります。良い課題のチェック項目としては、課題から主要な対策案へとバランスよくもれなく展開できることが挙げられます。
たとえば「自社の売り上げを拡大する」という課題の答えをロジックツリー手法で導いたらどうなるでしょうか。この例が問題解決法のとある記事にありました。別図をご覧ください。

左側の課題に対して、段階的にもれやダブりなく、右側に行くにしたがって解決策として展開されていく様子がわかります。課題設定の良し悪しをこのロジックツリーの状況から判定することも可能です。
- 一枚の図で課題の全体像が読み取れるか
- 目的から対策に至る論理的関係が明らかか
- 全体と部分の関係を把握できるか。
というようなものです。