この講座で一番収穫だったのは、経験論文を整理して新たな視点から再評価できたことです。経験論文については筆記試験の準備のときに十分内容を検討していたので、改めて読み返すこともありませんでした。しかし、この講座で行われた最初の作業「論文の整理」が始まると、自分の論文の詰めが甘かったことに気づきました。講座の指導は、こうした「弱い点」を徹底的に潰して理論武装していくという辛い作業でした。そしてそれらを論理的に説明していくうちに、現在、私が取り組んでいるテーマが“中長期的な地山評価の重要性”であるとはっきりと認識するに至り、このテーマの元に業績を再評価できました。その結果、技術士としてふさわしい見識を自分なりにまとめることができ、大きな自信がつきました。これらの作業を短期間で行うことが出来たのは、この講座の特徴である「マンツーマンの対話形式による指導」や「Eメール、FI.ZXを用いたクイックレスポンスな指導」によるが大きかったと思います。

また、私のように若年層の受験者は、「責任ある立場で業務を遂行したのか」といった問いに答を窮するのが普通ですが、講座の指導の結果、これも自信ある回答が出来ました。指導の中では、こうした漠然とした問に対して、設問の目的は何で、それに対して何を話せばよいかといった点を論理的に考えるための指導がありました。こうした考え方に沿って回答を練るうちに、納得のいく答ができるようになりました。実は知り合いの受験記録なども見てはいたのですが、どれも決め手に欠けるものばかりでした。私の場合は的を射た回答で、他の受験者に差をつけられたと考えています。
このほか指導の中では、コンサルタントの立場で相談に応じるという設定の質問や、専門科目、技術者倫理など、予想質問形式ごとに重点的な課題がでました。専門科目ではトンネルに関する質問対策もあったので、業績の柱の一つである「逆解析」について自信ある答えが出来てよかったと思います。技術士倫理も、テキストにある実例をもとに具体的な考え方の準備ができていたので、それらを質問に当てはめて難なく答えることができました。

他方、講座に注文する点が無いわけではありません。口頭試験で聞かれることが多い内容、つまり“技術士としてふさわしい所は?”とか“業務内容を要約して説明してください”とかを追加すればもっと良いのではないかと思いました。もっとも、業績の内容がきちんと整理されていれば自明なのでしょうが。

3週間弱の指導期間中はタイトなスケジュールだったので、肉体的には大変でしたが、経験論文については自信を深められ、一般的な質問の回答のコツも十分つかめました。とにかく自分が納得いくまで準備できたので、「これなら大丈夫だ!」と信じて試験に臨めたのはよかったと思います。試験直後も、やるべきことは十分やったという晴れやかな気持ちで試験場を後にすることができました。

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