5月16日(土)10:00〜12:00に第一回総合技術管理部門公開セミナーを行いました。この日はH18年の筆記試験の問題である「チェックリスト」を題材として、誰でも満点をとれる方法をご紹介しました。

初めは、難しくてどう書いてよいかわからない状態でした。問題はこれです。
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業務管理を合理的に実行するためには,総合技術監理の視点から予め業務チェックリストを作成し,業務管理を行うことが望ましい。ここでいう総合技術監理の視点とは,「経済性管理」,「安全管理」,「人的資源管理」,「情報管理」,「社会環境管理」の5つを言う。
総合技術監理の視点から以下の(1),(2)の問題に答えよ。
業務チェックリストを以下の要領で,(1)−1,(1)−2あわせて答案用紙4枚以内で作成せよ。
(1)−1 チェックリストを作成する対象として,あなたが従事した,または従事している業務から1つ採り上げ,その内容を300字程度(答案用紙は1行24字)で簡潔に記述せよ。
(1)−2 その業務に関して,チェックリストとして作成すべき事項を,計画時,実施時の2つのフェーズに分け,計画時のチェック項目を「経済性管理」と「社会環境管理」の2つの視点から,また実施時のチェック項目として,「安全管理」,「人的資源管理」・「情報管理」の3つの視点の中から2つを選んで以下の記述要領に従って記述せよ。
【記述要領】
・チェック項目の記述に際しては,各管理の視点ごとに重要と思われるものから3つ以上書くこと。(記述例参照)
・各フェーズで記述の対象とした2つの管理の視点にまたがるチェック項目は,どちらか一方に記述すること。
業務状況が変化した場合の変更管理の考え方を,(1)に記した業務を前提として,総合技術監理の視点から答案用紙1枚以内で記述せよ。なお,この記述は,新たな答案用紙から始めること。
検討の条件となる業務状況の変化は以下の通りとする。
「業務実施時の後半において,納期達成のためには今の人的リソースが不足していることが判明した。」
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問題の解き方を逐一解説していきました。実は総合技術管理部門で合格できない原因は次の4つと分かっています。それは、
課題のもとになる業務を適切に設定できない出題者の要求に正確に答えていない解答の論旨を論理的に展開できない総合技術管理の5つの監理を上手に使えないというものでした。これらについて参加者と話しあいながら説明していきました。この内容は次のスライドにあります。
