技術士二次試験の試験法改正以後、口頭試験のウエイトが高まったといわれています。筆記試験に合格したからと言って楽観はできません。過去二年間の口頭試験での合格率を分析してみました。すると、
部門ごとに(年度ごとでも)合格率はあまり大きな変化はない科目ごとの合格率の違いが大きく、しかも年度ごとに傾向は異なる口頭試験合格率は、最悪ケースでは50%程度と悪いこれらのことがわかりました。ここから言えることは、今年受験する自分の部門・科目では口頭試験合格率がいくらなのか予測できず、楽観できないということです。もし筆記試験に合格していた場合、筆記合格を無駄にしないためには、口頭試験で最悪ケースを想定して準備しておく必要があるということです。
下の図は2009年と2008年の合格率のグラフです。折れ線は、筆記試験合格率と、総合合格率(口頭試験も含む)を表しています。この図から言えることは、部門ごとに(年度ごとにも)合格率はあまり大きくは変化していません。そうは言っても、口頭試験合格率は、最悪ケースでは50%程度となっています。(H20年の航空・宇宙、H19年の生物工学)

図1 各部門の合格率(筆記試験合格率と、総合合格率)

図2 建設部門科目別の合格率(筆記試験合格率と、総合合格率)
以上のことから、一般的に口頭試験合格率は高い」と考えられているようですが、
年度ごと、部門科目ごとの変化は大きい年度ごと、部門科目ごとの変化の傾向予想はできないということが言えます。筆記試験合格は絶対に無駄にすべきではありません。このような楽観できない情況にあって、もし筆記試験に合格していた場合、筆記合格を無駄にしないためには、口頭試験で最悪ケースを想定して準備しておく必要があるということです。