2014.06.26 1.5hの面談で業績論文の骨子完成完成(鉄道設計技士S様)

業績論文対策としては、本講座では業績記述チェックシートで貢献や成果をチェックしています。S様も業績記述チェックシートは9割ほど完成してはいましたが、決定的な要素が明確になっていませんでした。
業績論文で一番大事なことは、業績の中で技術応用の貢献が成果につながっている、すなわちコンピテンシーが感じられるということです。ところが、業績内容の一部始終の説明が容易でないため、貢献や成果の表現が曖昧となっていました。
この日S様は、朝10:00〜本研究所のセミナールームに来られましたので、業績についてコーチング指導を行いました。。業績記述チェックシートを読み合わせしながら、立場、業務概要、応用技術、貢献、成果、独創性や汎用性、現時点での評価、将来展望・・と検討していきました。
またどうしてもご自身だけでは判断がつかない事項もありました。例えば、
- 業績の内容が複数あるとき、どれをメインにするか。
- 業績内容は、出来るだけ盛りだくさんにすべきか、それとも絞り込むべきか。
などがありました。
結果的には、業績内容の専門性や技術的難易度に着目して、鉄道設計技師、信号科目として関連性高いものを出来るだけ盛り込むこととしました。項目が増えますと全体構成やそれぞれの位置づけが必要となります。また、業績の詳細をすべて書き出すことは出来ませんので、その概念を短い言葉で表す必要が出てきます。
約1.5時間のコーチングの結果、当初お考えになっていた技術色の高い業績1と情報設計的で俯瞰的対応の業績2の2つがまとまり、幅広さや技術応用性を打ち出すとともに、現時点での評価や将来展望までを含む専門家らしい業績の骨子をまとめることが出来ました。