口頭試験および申込書対策としての業務経歴の書き方 6
(1) 大学院における学歴
大学院の場合はこれを記入しますが、この在学期間を経験年数に含める場合、経験年数に含められるのは最大2年です。たとえ4年在籍していても2年までしか経験年数に算入できません。
(2)大学院における研究経歴
業務経験年数に大学院における経験年数(最大2年)を加えた人は必ず記入してください。経験年数に大学院を加えていなくても最終学歴を大学院とした場合は記入しておいたほうがよいでしょう。やはり大学院で研究した実績は専門的な研究業績として評価されるからです。ですからそれに応じた研究履歴を書いておいたほうがいいと思います。
(3)大学院における研究経歴の注意点
ただし、大学院修了者の大学院での研究内容は、その研究内容が「科学技術に関する高等の専門的応用能力」を発揮する立場にあったという前提に基いています。従って、単に研究を目的として学習していたというだけでは研究経歴とはなり得ません。このため、研究内容がどのように学会、業界に貢献したかが理解できるような研究名称とするのが理想です。
研究内容欄には、修士論文あるいは博士論文のテーマを書いておけばよいかというと、それだけでは研究内容の意味がわからない場合もあります。そのような場合は適切な副題を添えて説明したほうが良いでしょう。あくまでも業績のプレゼン資料ですので、実際の論文タイトルそのままでなくてもかまわないと思います。