水道部門を受験されているN様はこの日、福井市から体験論文の修正の相談に来られました。既に何回もの添削を経て、多少混乱を呈していました。答案のレベルアップには根本的な意味での修正が必要でした。そこで添削結果をもとに、一層のレベルアップを図るためのコーチングを行いました。それは明るいセミナールームでディスカッション形式で行われました。

H様の体験論文は、次のような状況を呈していました。
- 目的の説明が唐突なところがありついて行けない
- 主語、述語がはっきりせず、文章の意味がわかりにくい
- 文書の順序が入れ替わっている
- 図の意味するところがわからず、ムダになっている
そこで、
- 文章のねらいをはっきりとして、業績の重要性を理解しやすくする。
- 言葉の順序を整えて、論理性を増す。
- 図で述べたいことを1つに絞り、文中でちゃんと引用する。

こうした修正内容をご説明して、この日のコーチングを終えました。
体験論文では、コンサルタントとしての資質が問われます。このため、提案の意図がわかるだけでなく、技術が応用されているか、本人の貢献が大きいか、成果が得られているか・・といったことがチェックされます。このため、N様の論文を分析し、試験官が指摘(問題視して減点)する危険性が高いところをつぶしていく必要があったのです。
この結果、数日後にはわかりやすい、高得点を得やすい論文が作成出来ました。