H28年 建設・都市地方計画 Ⅲ−1 問題 模範解答と解説

H28 Ⅲ−1

  健康寿命の延伸が課題となっている地方都市において、あなたが都市計画・まちづくりの担当責任者の立場で、関係部局との連携のもとに立地適正化計画を作成し、都市のコンパ クト化に取り組むことになった。以下の問いに答えよ。

(1)都市計画・まちづくりを担う立場において、健康寿命の延伸の視点から都市のコンパクト化に取り組むことの意義と計画作成に当たり検討すべき項目を述べよ。

 (2)上述の意義を踏まえて、公共交通の利便性の高い都市の中心部における、他の関係部局と連携した取組のうち、あなたが特に重要と考える取組について複数提案せよ。

 (3)あなたが提案する取組の実施に伴い、都市の中心部から離れた居住誘導区域内の居住者への対応として、考慮すべき事項と対応方策について述べよ。

模範解答1 (簡易形式1)  添削履歴 0回 2019/7/6  専門事項 都市施設設計

(1)コンパクト化に取り組む意義と検討すべき項目

(1)-1意義

①医療拠点を整備して地域住民への行き届いた医療

②公共用歩廊を整備して徒歩での移動機会増加

③高齢者の雇用機会を創出して生き生きと暮らせる環境構築

 (1)-2検討すべき項目

①誘導区域内での地域包括ケアシステム構築

②公共交通を軸にした社会を目指し駅前拠点周辺の徒歩移動空間整備

③地域住民同士の相互扶助を目指し高齢者が活躍できる場の創出

(2)取組

①特定用途誘導区域の医療拠点で地域包括医療拡充

地域医療を充実させるため、特定用途誘導区域の医療拠点整備で容積緩和による地域包括医療を整備し住民の健康維持に努める。

②駅周辺のペデストリアンデッキ等で歩行空間整備

住民が運動する機会を増やすため、駅前をペデストリアンデッキとし、駅周辺を

トランジットモールとして駅を中心とした公共ネットワークを整備して住民の街歩きを促す。

③世代交流施設整備で高齢者が活躍する場の創出

高齢者活躍の場を作るため、公設民営型の多世代交流施設を駅前再開発に合わせて整備し、高齢者ボランティアの受け皿を整備する。

(3)考慮すべき事項と対応方策

①日常的な健康の維持

住民が日常的な医療ケアを受けるため、居住誘導区域内にあるコンパクトシティ化で空き地となった公的不動産を活用して通院施設等を整備し、地域密着型医療を構築する。

②公共交通を活かした駅前への移動促進

駅前への住民の移動を促すため、ITSを活用したデマンド交通による地域循環交通ネットワークを構築する。

③若年世代向けの子育て施設整備

働く若年世代が通勤経路の駅前に安心して子供を預けられる場所を整備するため、

子育て施設を併用した多世代交流施設として地域間交流を深める。

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