鉄道土木 H26年 1-2「線路巡視」

問題

 鉄道に関する技術上の基準を定める省令の第八十九条およびその解釈基準では、車両が所定の速度で安全に運転することができるように、線路を巡視することが定められている。この線路の巡視に関し、①目的、②頻度の考え方、③実施上の留意点について具体的に述べなさい。ただし、巡視時における触車災害などの労働災害防止上の留意点や運転取扱い手続きの留意点については対象外とし、解答では設備管理上の視点での留意点を対象とする。

模範解答(簡易答案)

1. 目的

 線路は、列車を支持し、走行空間を確保するという機能を有しており、巡視は、列車が安全に走行できる軌道状態であることを定期的に検査・把握することを目的としている。  これは目的ではなく作業そのものを書いています。

問いは、線路が列車を支持できること、列車が走行できるということを、直接走らせるのではなく、なぜ列車を走らせることなく線路の巡視(仮想、代替試験)だけでチェックするのか、ということです。予防保全、危険予知と予防的対策が目的です。

2.頻度の考え方

 巡視の頻度は、線区の軌道構造(レール、枕木種別など)及び土木構造(橋梁、トンネル、土工など)の種別、輸送量・運転速度等から推定される線路への負担力、線路周辺の環境等を総合的に勘案して、設定する必要がある。

このようなことは当然わかることであり、解答とは考えにくいです。

「考え方」ですから、「頻度は、輸送量が多い時、運転速度が大きい時は(推定される線路への負担力が大きいので)多めにする」がよいでしょう。

3.実施上の注意点

①〇〇見出し〇

 巡視を行う際は、前回の巡視記録や定期検査の結果に基づいて、重点巡視項目を明確にして行うことが必要であり・・。

つまり、危険要因を明確に絞り込んで重点的に行う、ということ。あと2つ程度お考え下さい

巡視の頻度や確認すべき対象に応じて、徒歩巡視、列車添乗巡視を組み合わせて行うのが良い。  

これは手段的な事項(自らの作業の効率化)なので好ましくありません。本質的な品質を高める提案としてください

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