講座をうけてみていかがでしたか? 一番感じたことは?

当セミナ(道場)で機械部門を取得した後の総合技術監理部門コースの受講でした。当初学習視点の違いにとまどいました。機械といった専門技術分野と、それらの技術を適切に管理運営することが主体の総合技術監理では進め方の視点が異なります。これを理解できるようになるまでに時間がかかりました。未だに十分には理解ができていないと思っています。それだけ5つの管理(「経済性」「安全性」「情報」「人的資源」「環境」)をバランスさせて実務を動かすことが非常に高度な技術だということです。

       講座で学んだことで印象に残っていることはどんなことですか。

総合監理手法をいかにして実際の実務に活かすかについて先生の指導をもとに試行錯誤を重ねました。大事なことは「そのことに関してその時は上手くやった」のではなく「新しくあみだした手法が類似の事象に普遍性を持って応用が効く」ことです。他の皆様が感想を異口同音に述べられているようにこの道場(セミナー)は試験答案の改善ではなく日常業務そのものを大きく改善してゆきます。

       指導内容で一番、合格に役立ったことは何でしたか。

「HACCP」や「リスクマネージメント問題」など普段の業務で発生しがちな題材をいくつも取り上げました。それらについて5つの管理手法を応用して解決に導く練習を繰り返したことです。本試験でも「次々に浮かび上がってくる業務課題をいかに柔軟かつ適切に管理対応できるか」の能力を判定していると思います。総監では予想問題と解法ばかりいくら準備しても意味がありません。

       講座では、どんな指摘があり、それに対してどう対処されましたか。(記憶に残っている範囲で結構です)

講座でしばしば指摘されたことに「そんなのは技術者として行った当たり前の結果じゃないですか。そこに至る過程で5つの管理を用いて独自に工夫したことが必ずあるはずです。総監ではそこを重点的に表現するべきです。」というものがありました。過去の業務の現場や資料に何度も戻りました。次第に大切なポイントに気づいてゆくようになりました。

       講座のテーマとして「技術者コンピテンシー」とか「コーチング指導」に力を入れていますが、それらは役に立っていると感じられましたか。

非常に役に立っています。先にも述べました通りこの道場の最終目的は日常業務そのものの改革にあると思います。それこそが技術士試験合格の最短コースだと感じました。自己改革がいかに早くできるかが勝負どころだと思います。

       筆記試験対策では、オリジナル演習問題による指導法をとっていますが、それらは役に立ったと感じられましたか。

大変役に立ちました。機械などの専門分野と総合監理の違いは以下の通りだと思います。機械などの専門分野 --- 専門技術を広く知り、重点技術に対して予想問題とその回答を数多く準備しておくことが大切。総合監理 --- 「経済性」「安全性」「情報」「人的資源」「環境」という5つの管理を臨機応変に使いこなせる能力を磨く。そのために種々の設問を通して5つの管理を自在に使いこなせる能力を養うことが大切。先にも述べましたが総監では予想問題と解法をいくら準備してもあまり意味がありません。

       経験論文では業績を見直して総括的に捉える方法をとっていますが、それらは役に立っていると感じられましたか。

総監では特にそこが大切です。とかく我々技術屋は専門技術に視点が向いてしまいます。ここでは立場が違います。技術業務の流れを計画したり進行状況を俯瞰的にとらえてコントロールしたりする能力が求められています。

       口頭試験では問答集を練り上げて専門家の見識をアピールする指導法とっていますが、それらは役に立っていると感じられましたか。

役に立っています。設問はビシビシ的中しました。ただし総合監理では技術管理能力を問われます。「その業務で5つの管理をバランスさせるためにはどのような方法を応用するとこういった理由で道が開ける」といった観点での考え方が必要だと感じました。ちなみに私は試験官から「あなたにとっては全くの専門分野外での機械事故についてのコンサルを依頼されたとします。どのようにしますか」と問われました。まさに5管理を応用して解決に導く能力を問われたものだと思います。QC手法の一つをいきなり答えたら「先ほどから聞いていれば機械専門屋としての視点が多く、総監部門の視点とは異なります」と厳しく叱責されました ---

       講座を受けてみてご自分(あるいは答案が)が良くなった(上達した、ためになった)と思える点はどこですか。

講座でボコボコと叩かれ、技術を実際の製品にするための経済性、安全性、環境性の管理。それを成し遂げるための情報や人材の管理といったツールについて理解ができたということです。今後はこれを使いこなせるように実践してゆくことが大切だと考えています。ようやく入り口に立てたという感じです。

       面談(電話相談)は満足できましたか。添削のみの場合との違いはどうですか?

添削だけでは経典を読んでいるようで良く分からないところがいくつもあります。「〜での視点は?」「これで解決?まさか!」などの質問形式が多いからです。添削を受けると毎回必ず電話をかけて自分の見解との違いについて確認しました。いつでも1時間以上電話していることが当たり前で家族から呆れられ(諦められ)ましたが、納得の上、次に進みました。先生はこちらが納得するまで話し合ってくれたということです。

       本講座の受講前の印象(ホームページから受ける印象)と受講後の感想はどうでしたか。予想通りであった点、予想外だった点は?

ホームページの印象と実際はそのままです。ホームページでの説明は盛りだくさんで勉強することが大変多い感じですが、実際もその通りです。こちらからの答案提出が遅れると先生から容赦のない催促が来ることが分かっています。先手を打ってガンガン答案を提出することで先生を困らせるときが無上の喜びのときでもありました。(サディスト??)

       本講座の指導方法その他についてのご注文がありましたら、どうぞお書きください。

答案の内容が良くないときは先生からすぐ返答が返ってきますが「マアこんなものでいいか」と先生が思ったときはしばしば返答が途絶えてしまうようです。大変忙しいことは理解できますが生徒としては良いのか悪いのか判断に迷います。悪いときは悪い、良いときは良いと早目に言っていただけると受講生としては安心して次に進めます。

       今後、本講座を受講される方へのメッセージは何かありますか。

自分も初めは試験合格のためにこの講座を受講しました。周りにだれも指導者がいなかったため試験のテクニックを教わるつもりでした。ところが講座が進み、また試験に不合格にもなっているうちに段々分かってきました。自分の仕事の進め方を根本から見直さない限り何をやっても駄目なのです。裏を返せばそれさえできれば後は造作もないことです。本講座の感想の中で多くの方々が異口同音に「合格よりも大事なことに気がついた」とおっしゃられています。ここに最も重要な点があると感じています。「自分はまだ若くて経験が少ないから --」などと考えず、むしろ若いうちから積極的にこの講座を受けることをお勧めします。アッ、私はこのセミナから1銭も貰っておりませんので念のため。(くれるなら拒みませんが)

       技術士受験者に送るメッセージがありましたらどうぞ。

信じる者は救われます。

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