体験論文指導を行っています 2009.09.11

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 口頭試験コースAでは技術的体験論文の指導を行っています。
コーチングによる体験チェックシートの指導風景

写真 コーチングによる体験チェックシートの指導風景 

 技術士合格への道研究所では、体験論文の指導のため「技術的体験チェックシート」という書式を用いた指導を行っています。これは、

  1. 業績の中の貢献に関する内容が自分では整理しにくい
  2. 答案形式だとたくさん書きすぎてまとまらない
  3. 論文で求められていることにふさわしい答えがわかりにくい

という問題があるからです。

 「技術的体験チェックシート」では、問題点、解決策、苦心した点、現時点での評価などを書き出してもらって、コーチングによりまとめていきます。

 この日、面談指導に来られたE様は専門的で高度な技術応用の業績を題材とされていました。しかし、

  1. 業績としてやったことがすべて捨てがたくて簡潔にまとまらない。
  2. 判断根拠まで説明しようとすると前置きが長くなってしまう。
  3. 業務の報告書で用いた図表を貼り付けてそれに頼ってしまう。

という傾向が見られました。これは多くの方に共通する傾向であり、その原因は、

  1. 出題者から求められている記述は何なのかわかりにくい。
  2. どのようなことを書けば点を取れるのかわからない。
  3. 必要十分な記述は何かわかりにくい。

などだと考えられます。このため技術士合格への道研究所の指導では、「技術的体験チェックシート」を用いたコーチング指導によって話し合いをしながら、業績の主要な点を確認していきます。この日の指導も15:00にスタートして19:00までかかりましたが、一回でほぼ全容をまとめることができました。

 本日のコーチング指導で私が配慮したのは次のような点です。

  1. 社会的に必要性の大きい問題に取り組んでいる業務である
  2. 問題の解決に体系的な専門技術が応用されている
  3. 業績に対して専門的見地からの見直しがされている

 これらはいずれも技術者コンピテンシーの必須要素であり、こうした内容を簡潔にまとめていくことによって、確実に試験官の目にとまる技術的体験論文が書けるということです。


実はこの日の面談指導について感謝のコメントをいただております。受講者様の許諾を得て掲載いたします。

体験論文作成の指導手法について思ったこと

 過去の経歴を眺めて、自分自身で体験論文シート作成を開始したものの、課題の抽出や解決策をまとめるうえで、飛躍して偏った思考で内容を強引に作成している感があり、メールでのご指導を求めました。
 音声も併せたメールでの添削内容はすばらしいものですが、私には展開がはっきり見えない部分が存在するため、先生と直接お会いして過去の業務内容を具体的にチェックしていただき、体験シートに基づいた対面方式で一からご指導していただくことを望みました。
 先生と直接お会いして、シート作成時にストーリーの展開内容の主従関係が部分的に誤っていたことや視点のブレが解明され、目から鱗が落ちる気分になりました。やはり対面式で指導していただく手法は効果絶大と思われます。
 長時間にもかかわらずに、親身になってご指導していただき非常に感謝しております。