メールマガジン技術士合格への道  第11回
 これで合格! 技術士二次試験合格講座
 さあ、目指そう! 技術コンサルタントとしての能力開発を
 ― 合格できる筆記試験直前対策2 3大不合格原因への対処―

お知らせ<模擬試験受付中、詳細は巻末へ>

==================================================================

 技術士試験の勉強は進んでいますか。技術士合格への道研究所でも添削指導
が佳境に入りました。現在、1週間に60件以上の答案添削を行っております。
これらの添削結果より、合格に役立つ知見をお知らせしたいと思います。これ
からご紹介するのは、今年の添削指導から得られた最新の知見、

 合格率が2倍にアップする「3大不合格原因と対処方法」

です。 このメールマガジンでは講座の指導で確認された、実戦的なノウハウ
を公開して出来るだけたくさんの方の合格を支援したいと考えています。講座
の内容は次のホームページでも紹介しています。

 「技術士試験合格講座」  http://www.gijutsushi1.com/

-----------------------------------------------------------------

1.はじめに

 技術士合格への道研究所では、技術士二次試験のすべての部門について共通
した、エンジニアとしてのコンピテンシー開発を提案してきました。経験則の
合格テクニックではなく、実際に通用する技術コンサルタントとしての能力開
発です。
 技術コンサルタントが自らの技量を高めようとしても、実社会では学ぶ場が
なく、自分でも気づきにくいため独学は容易ではありません。このため合格の
理論に基づいた、技術者としての能力開発と「気づき」が不可欠であるという
結論にたどり着きました。それが

 「技術者コンピテンシー」 & 「コーチング」

という指導原理に基づいた指導です。

 技術士試験は平成19年以降改正されて、ますます問題解決力を問われる試
験に変化しました。そうした、技術者として本質的な素養を教わる場がどこに
もないため、多くの方から好評を博しています。

 エンジニアとしての分析力や課題設定力、対策提案能力を高めることにより、
技術士試験の大部分の問題は解けるようになります。つまり、

 答案作成のテクニックではない、技術者としての本質的な能力アップ

 そうした本質的な能力開発で必ず合格力を高められるのです。また、試験で
は応用力志向が高まっており、

・個別ケースでの提案
・受験者自らの体験を題材とする問題

が増えています。このような問題に対しては、ご自身の得意分野の知識(経験)
を生かして書かなければ合格できません。

 こうした、「エンジニアとしての本質的な能力開発」、「個別の体験をベー
スとした問題対策」を行うには、受験者と指導者による緊密な指導のやり取り
が欠かせません。このため技術士合格への道研究所では受講者と講師によるマ
ンツーマンでのコーチング指導を行っています。下はセミナールームにおける、
個別指導や公開セミナーの例です。

http://www.gijutsushi1.com/article/13470352.html
http://www.gijutsushi1.com/article/13466888.html

 このメールマガジンでは、こうした指導の中からテクニックを紹介しながら
技術士二次筆記試験の対策について連載でお送りします。今回はその第11回
目です。なお、この合格講座は要望にこたえて延長して連載していきます。

 第2回 試験申し込み書対策
 第3回 合格できる筆記試験対策1必須科目の出題傾向分析
 第4回 合格できる筆記試験対策2選択科目の出題傾向分析
 第5回 合格できる筆記試験対策3必須科目の答案対策
 第6回 合格できる筆記試験対策4選択科目の答案対策
 第7回 総合技術監理部門合格対策1
 第8回 総合技術監理部門合格対策2
 第9回 総合技術監理部門合格対策3
 第10回 合格できる筆記試験直前対策1
●第11回 合格できる筆記試験直前対策2  ←今回の内容
 第12回 合格できる筆記試験直前対策3

2.技術士二次試験合格講座第11回 合格できる筆記試験直前対策2
  ― 3大不合格原因と対処方法 ―

 技術士二次試験の筆記試験の論文対策について、これから3回の連載で当研
究所の添削結果よりまとめた3大不合格原因の対処方法について述べたいと思
います

 まず、「3大不合格原因」とは何か? 受験者が陥りやすい誤りで、かつ致
命的な減点に至る誤った考え方は何か。それは次の3つです。

(1)題意と違う内容(自分の得意な内容)を中心に解答する
(2)長い前置き+不要なまとめ=貧弱な本論
(3)課題の分析がお粗末、結果として論理的展開がない

 答案添削では内容から文章表現まで、総合的な審査が行われます。解答の誤
りも軽微なものから重大なものまであります。ここにあげた3つはいずれも頻
度が多く、かつ致命的なものなので、多くの方が共通して弱点として持ってい
て注意すべきものなのだと思います。

 対処方法はそれぞれ異なるため、それぞれ順番に説明していきたいと思いま
す。今回は、

(2)長い前置き+不要なまとめ=貧弱な本論

についてご説明します。

3.「長い前置き+不要なまとめ=貧弱な本論」

 技術士二次試験では、たいていの問題で「現状、課題、解決策」という3段
形式の論文構成が求められます。しかしながら、多くの方はこのほかにさらに、
「はじめに」と「まとめ」を付ける場合が多いようです。

 この「はじめに+まとめ」の構文は、かつての技術士試験の合格者から言い
伝えとして信じられているものです。(答案の最後に「以上」と書くこと
も。)

 しかし、それらは古い試験制度の時代の名残であって、しかも合格者の体験
に基づくものであって、根拠はありません。試験制度が改正されたのちは「応
用力」や「問題解決力」が求められるのですからあまり重要だとは思えません。
むしろ大事なことが別にあるのです。

(1)答案の前半は長くなりやすい

 答案を作成するときに陥りやすい傾向は、「はじめに」や「現状」の段落か
らなる答案の前半部分が長くなるということです。これは、答案の文字数を稼
ぐために、書けるところを手堅くたくさん書いておこうとする不安の気持ちの
表れです。初めて答案を書く人の半分以上にこの傾向が見られます

 答案の書き始めを「はじめに」で始まる当たり障りのない導入部にしておけ
ば気が楽ですし、それだけ本題を猶予できます。また「現状」を長々と書くこ
とは「課題」や「解決策」より容易です。

 しかし、その結果、答案の後半にある解決策は文字数が切り詰められて貧弱
なものになっていきます。実はこれが非常に印象を悪くしているのです。

(2)答案の要は「解決策」にある

 論文で要求される「現状、課題、解決策」はそれぞれどのような採点のウエ
イトがあると思いますか。実は3つの中で最も大切なのが「解決策」です。

 この理由は簡単です。クライアントがコンサルタント調査を依頼するときも
っとも知りたいのは「結論」、すなわち「解決策」だからです。「現状」や
「課題」も見ますが、それは正しい解決策が導かれていることを確認する手段
に過ぎません。

 忙しいクライアントに報告するとき、次ように言われたことはありませんか。

「前置きはいいから、結論は何か単刀直入に言ってください」
「話はわかった。だから、何なんだ」

 クライアントというものは、話の途中経過にはほとんど関心は無いというこ
とです。この技術士試験はコンサルタントの試験ですから、基本的に「現状」
や「課題」よりも「解決策」に重点を置いて書いたほうがよいでしょう。

(3)技術士受験者から軽視される「結論」

 ところが、コンサルタントは逆で、プロセスが一番大事なので、途中経過を
細かく話しがちです。その結果、答案では後半の余白が少なくなって、端折っ
た内容となっていきます。

 前半で「はじめに」や「現状」をしっかり書いたせいです。このほか「まと
め」や「終わりに」を書こうとするとますます「結論」が軽視されてゆき本論
の内容が貧弱になります。これらのことから、
 
 長い前置き+不要なまとめ=貧弱な本論

ということが言えるのです。最後にこれを実際の答案で試してみました。下の
リンクを見てください。「長い前置き+不要なまとめ」という書き方によって、
「貧弱な本論」という印象がもたれるということがお分かりいただけるかと思
います。
http://homepage2.nifty.com/whitewell/bunshohikaku.pdf

5. 「長い前置き+不要なまとめ=貧弱な本論」のまとめ

 3大不合格原因の1つを解消するには、今回述べたように前置きを省いて単
刀直入に出題者の要求にぴったりの課題、解決策を述べることが必要であるこ
とがお分かりいただけましたか。

 過去の試験で、しっかり答案は書けたのに不合格であったという方は多いと
思います。そのような場合に、冷静に「出題者が要求していることに答えてい
るか」をチェックしてみてください。3大不合格原因を克服するだけで合格率
は2倍になることは間違いありません。

-----------------------------------------------------------------

お問い合わせには何でもお答えしております。

お役に立てるよう努めます。

ご要望がありましたら、メールにお書き添えいただければ幸いです。

では、よろしくお願いいたします。

お問合せ・ご相談はこちら

受付時間
9:00~18:00
定休日
不定期

ご不明点などございましたら、
お問合せフォームかもしくはメールよりお気軽にご相談ください。

お電話でのお問合せはこちら

03-6661-2356

マンツーマン個別指導で驚異的合格率!
技術士二次試験対策ならお任せ!
面談、電話、音声ガイド・コーチングで100%納得
添削回数は無制限、夜間・休日も相談可能

お電話でのお問合せ

03-6661-2356

<受付時間>
10:00~17:00

  • 試験対策講座のご案内

株式会社
技術士合格への道研究所

住所

〒103-0008
東京都中央区日本橋中洲2-3 サンヴェール日本橋水天宮605

営業時間

10:00~17:00

定休日

不定期