メールマガジン技術士合格への道  第6回
 これで合格! 技術士二次試験合格講座
 さあ、目指そう! 技術コンサルタントとしての能力開発を
 ― 必須科目の答案対策 ―

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 技術士試験に一発合格するにはどうしたらよいか?
技術士合格への道研究所ではこれまで不合格原因を究明し対策することで
合格理論を確立してきました。その結果が昨年の筆記合格率です。なんと
合格率65%です。
 このメールマガジンではこれまで講座の指導で確認された、実戦的なノ
ウハウを公開して出来るだけたくさんの方の合格を支援したいと考えてい
ます。講座の内容は次のホームページでも紹介しています。

 「技術士試験合格講座」  http://www.gijutsushi1.com/

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1.はじめに

 技術士合格への道研究所では、受講を申し込まれた方の過去の敗因分析
を行うことで不合格原因を調べると共に、対策法を提案してきました。そ
の結果は、経験則ではなく合格の理論に基づいた、技術者としての本質的
な能力開発を行うことにたどり着きました。それが「技術者コンピテンシ
ー」の考えに基づくエンジニアとしての本質的な能力開発です。これは、
従来行われていたテクニックの指導だけでは限界があるという認識からで
す。

 従来、技術士試験と言うと高度な専門知識を測る試験だと考えられてき
ました。しかし、実際には不合格の大部分の原因はそのような技術ではな
く、技術者として問題解決の考え方でした。そうした、技術者として本質
的な素養を教わる場がどこにもないため、多くの方が苦労されているので
す。

 高度な技術を新たに習得するのではなく、基礎的な課題設定や対策提案
を論理的に行える能力を身につけることにより、技術士試験の大部分の問
題は解けるのです。つまり、

 普通の技術者のレベルの思考で、基本的な事項を間違いなく提案できる

そのような方法で十分80点の答案を書くことが出来ます。

 また、技術士試験では、専門分野の系統ごとに問題が異なりますので、
自分だけの得意分野の知識を生かしていくことが必須です。

 こうした、「誤りのない論理的な考え方」、「得意分野を中心とした問
題対策」を行うには、受験者と指導者による緊密な指導のやり取りが欠か
せません。このため技術士合格への道研究所では受講者と講師によるマン
ツーマンでのコーチング指導を行っています。

 この結果として、昨年の合格率は、65%、さらに受験者のうち提出課
題の平均点が60点以上の方の合格率は、なんと86%にも達する成果と
なっています。

 このメールマガジンでは、こうした指導の中からテクニックを紹介しな
がら8月の技術士二次筆記試験の対策について連載でお送りします。今回
はその第6回目です。なお、今後のこの合格講座の連載は次のような内容
でお送りしていきます。

 第2回 試験申し込み書対策
 第3回 合格できる筆記試験対策1必須科目の出題傾向分析
 第4回 合格できる筆記試験対策2選択科目の出題傾向分析
 第5回 合格できる筆記試験対策3必須科目の答案対策
●第6回 合格できる筆記試験対策4選択科目の答案対策
 第7回 総合技術監理部門合格対策1
 第8回 総合技術監理部門合格対策2
 第9回 総合技術監理部門合格対策3


2. 技術士二次試験合格講座第6回 合格できる筆記試験対策4
  ― 選択科目の答案対策 ―

 筆記試験の選択科目は、専門分野ごとに分かれた問題を解くため、より
専門性の高いものとなっています。必須科目に比べて問題数が多く、しか
も得意な問題を選択できるため、対処方法に悩むことがあるかと思いま
す。選択科目問題には次の特徴があります。

(1)選択科目に固有の課題を取り上げている
(2)専門技術を応用する具体的、実務的な問題
(3) 課題そのものの難度が高く、経験がなければ対処しにくい
(4)複数の問題が提示されて最も得意な問題を選択できる
(5)専門分野の政策に連動したトレンディーな課題が取り上げられる

 選択科目対策として従来は次のような合格法がまことしやかに伝えられ
ていました。

(1)「はじめに」と「おわりに」を必ず書いて起承転結の形にする
(2) 本文中では専門キーワードをたくさん用いる
(3) 「おわりに」の中で「私は〜の所存である」と決意を述べる
(4)答案の最後に「以上」と必ず書く

 しかし、こうしたことが今や死語となっていることは想像に難くないと
思います。技術士試験は優れた技術コンサルタントとしての人物評価試験
なのですから。では優れた技術コンサルタントであることを表明するには
何を表現したらよいのでしょうか。

3. 合格できる選択科目の答案対策

 筆記試験に合格するには、まず問題に対して答えられなければなりませ
ん。その方法として、まず正しい問題予想が必要です。問題の予測法につ
いては前々回述べたので、今回は予想した問題が出たという前提で述べま
す。


 技術士二次試験選択科目の答案で合格するためにはどうすべきか。この
答えは簡単です。

普通の技術者のレベルの思考で、基本的な事項を間違いなく提案できる

これに尽きます。この方法で十分80点の答案を書くことが出来ます。し
かしこれが意外と出来ないのです。普通に考えればよいのに何故か誤って
しまう・・。大分の方の敗因はこれです。

 ではどうすればよいか? 技術士試験は技術コンサルタントとしての能
力を測る試験であり、過去問の問題文は、プロの技術コンサルタントが実
務で遭遇する問題を文章で模擬したものと解釈できます。したがってその
ような問題に遭遇したコンサルタントとして上手に問題を解決すればよい
のです。

 実務の問題解決において、依頼者はコンサルタントに何を求めるか、そ
れはそれほど難しいことではありません。だいたい次のようなことです。

(1)正しい現状認識に基づいている
(2)事実に基づいて正しい課題設定がされている
(3)問題を解決するのに有効な解決策が提案されている
(4)依頼者の求めている事項を満たしている

 これらを適切に行っていけばよいだけのことです。前回もお話した通り
ですが、改めて別な方向から説明しましょう。

(1)正しい現状認識に基づいている

 現状認識は問題解決の前提となるものであり、まず最初に行う依頼者と
の共通認識です。解答として正解を導くには、正しい現状認識をしなけれ
ばならないということです。そのための留意点は、派生的な問題にとらわ
れずに根本的な問題を把握することです。

 正しい現状認識をするためにはいろいろな方法があります。まずはよく
下調べをすることです。次のような方法があります。

(1)キーワードでネット検索する
(2)専門誌(雑誌)の記事を読む
(3)専門書、参考書を読む
(4)解説本を読む

 ネット検索はすぐに出きます。それ以外に専門分野に関する解説本も意
外と役に立ちますのでぜひ利用してください。

(2)事実に基づいて正しい課題設定がされている

 「正しい課題設定」は次のようなチェックリストで絞り込めばよいでし
ょう。
・その分野における影響が大きい問題に対するものである
・業界のマーケットシェアとして大きい課題である
・専門技術的な解決を必要としている(専門技術で改善が期待できる)
 このほか、技術士が取り組むのにふさわしく、かつ抜け落ちやダブリが
ないことも条件です。

(3)問題を解決するのに有効な解決策が提案されている

「問題を解決するのに有効な解決策」とは
・その提案によって効果的に問題が解決する
・その解決のメカニズムがもっぱら専門技術によるものである
でなければなりません。こうした技術の応用力によって技術者コンピテン
シーを判別されることとなります。

(4)依頼者の求めている事項を満たしている

 問題文にはいろいろな要求事項が添えられていますが、これらは実務で
は依頼者の要求事項であるので、それらに忠実に答えなければなりませ
ん。

 問題文では、リアルなケースが想定される場合や、依頼者が抱える問題
を提示されるケースがあります。そのようなときに、出題者は何を問題視
しているのか、真意に気づかねばなりません。想像力を働かせて依頼者の
気持ちを考えてみると次第に分かってきます。

4. 選択科目答案の作成方法のまとめ

 以上、選択科目答案の作成方法について述べてきましたが、次の4つの
考察をそれぞれ行うことです。

(1)正しい現状認識に基づいている
(2)事実に基づいて正しい課題設定がされている
(3)問題を解決するのに有効な解決策が提案されている
(4)依頼者の求めている事項を満たしている

 ただし、実際には勉強時間が限られているのでどれだけ短時間で出来る
かというトレードオフ問題になります。これは各自の工夫に依存していま
す。コーチングを受けられて合格された方は次のようにして克服されてい
ます。

藤田機械技術士事務所 代表 藤田泰正様 技術士総合技術監理部門(機
械)に合格 <総合技術監理コース受講>
http://www.gijutsushi1.com/article/13417160.html
札幌市内土木系コンサル会社取締役様 技術士建設部門(河川砂防)に合
格 <パーフェクトコース受講>
http://www.gijutsushi1.com/article/13415784.html
名古屋市 H様 技術士建設部門(道路)に合格 <パーフェクトコース
受講>
http://www.gijutsushi1.com/article/13415785.html
大手環境コンサル会社勤務 田畑様 技術士環境部門(環境保全計画)に
合格 <パーフェクトコース受講>
http://www.gijutsushi1.com/article/13413824.html

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技術士合格絵の道研究所のパーフェクトコース講座の最近の指導より
 
 最近は次のような指導を平行して行っています。

(1)過去問演習   正しい問題の解法を習得する。問題の難易度を知る
(2)過去問分析   出題テーマの範囲と傾向を知る
(3)新年度問題予測 的中率の高い問題での試験準備

 パーフェクトコースでは、面談(または電話)によるコーチング方式を
取っています。技術士試験準備では過去問や予想問題といった課題を解い
ていきますが、このとき問題に行き詰まることがあります。

 そんな場合には、問題を抱えたまま、日本橋セミナールームまで来ても
らって、コーチングにより解決するということを行っています。こうすれ
ばたいていの問題には答えが出て対策方針が定まります。

 最近のコーチング指導では、農業部門のTSR様が来られました。この
ときの様子が、次の記事となっています。
http://www.gijutsushi1.com/article/13415776.html

 TSR様はこれまで快調に過去問演習の課題を出し続けられていたので
すが、「中山間農業の振興」というテーマで悩まれていました。問題文は
このようなものです。

次のテーマから、農業土木技術に求められる課題を抽出するとともに、そ
の課題について専門的な観点から今後組むべき農業土木の展開方向につい
て、あなたの考え方を述べよ。:中山間地域の活性化と農業農村整備につ
いて

 実務でもそのような業務も務められていてあまりに近いため、答案とし
て考えにくいという問題があったのだと思います。

 この日のコーチングでは、
(1)正しい現状認識(問題点の整理、解説本による現状認識)
(2)問題を解決し得る課題の設定(ブレーンストーミング探索作業)
(3)農業土木技術による課題解決法
の順に行っていきました。

 その結果、最後には納得されて、ご自身で正解を提案できるようになり
ました。その後、数日でTSR様から答案が送られてきました。それはほ
ぼ満点に近い内容でした。

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