メールマガジン技術士合格への道 2010年 第4回
 必ず合格できる 技術士二次試験合格講座
  ― 新たな指導原理開発と今年の戦略 その4―


 技術士二次試験で合格するにはどうすればよいか。技術士合格への道研究所では過去10年間、数々の指導法開発し、弛まない改善を積み重ねてまいりました。その結果、驚異的な満足度となっています。なんと、満足度80%、という驚異的成果です。

 この3月に合格された方々が異口同音に話す感想は、

  • 勉強のやる気が出た。とても励みになった
  • 進め方にムダがなく、とても効率的であった
  • 添削・コーチングの指導内容は、非常にわかりやすい
  • 親身になって指導してくれて熱意を感じた
  • 「合格力」が高まり、これなら合格できると確信した
  • 日常の技術士業務の改善にとても役立っている
  • コーチング講師は指導経験が豊富だと思った

といった内容です。


1.はじめに

 技術士合格への道研究所では「わかる指導、力の出る指導」を目指して

コンピテンシー理論+コーチング指導

を開発してきました。

 「コンピテンシー理論」とは高い能力を発揮している人の行動特性であり、そのような能力開発理論を応用して効果的に技術者指導を行うものです。
http://www.gijutsushi1.com/category/1261095.html#conptency

 「コーチング指導」とは、論文添削だけでなく、答案の考察方法や解答姿勢、ご自分にピッタリの試験戦略を毎回口頭で解説して、かつご自身でも正しく考えられる思考力を養うものです。
http://www.gijutsushi1.com/category/1261095.html#couching

 「コンピテンシー理論」、「コーチング指導」は受験者様と問題を共有して解決しますので、成果として「わかりやすい」、「力が出る」という効果を生んでいます。

 これら指導の結果、だれでもご自分の専門技術を余すことなく答案に反映し、技術士試験での合格力を自然に高められます。それとともに日常の業務も改善図れます。

 このメールマガジンでは、当面8月の技術士二次筆記試験の対策について連載でお送りします。今回はその第4回目です。

2. 合格力につながる指導原理「コンピテンシー」について
 
 さて、本講座の筆記試験合格率についてはすでにHPでもご紹介したとおり、62%にもなっています。(詳しくはホームページをご覧ください)
http://www.gijutsushi1.com/category/1261087.html#ritsu


 一般的な通信添削講座の経験者がたくさん本講座に登録されています。それらに比べて驚異的であることは間違いありません。こうした成果につながる理由は、経験ではなく「コンピテンシー」開発という指導原理を地道に実践しているからなのです。

 今回は、この「コンピテンシー理論(成果につながる能力)」について詳しくご説明しましょう。

 なお、これらの成果は無料セミナーで公開しております。関心ある方はぜひご参加ください。直近では、3/27、4/10、4/24(いずれも土曜日)に予定しております。
http://www.gijutsushi1.com/article/13666550.html

3. コンピテンシー理論(成果につながる能力)とは?

3.1コンピテンシーの概念

 コンピテンシーとは、

仕事において常に高い業績をあげる人に特徴的に見られる、考え方、姿勢、こだわり、行動特性

であり、1970年代初頭に米国の政府機関において採用選考方法として、開発されたものです。米国務省から依頼を受けた心理学者マクレランド博士は、高い業績を生み出す職員の要素を見出すことに成功し、そのような概念をコンピテンシーと定義しました。

 以後、産業心理学の分野ではコンピテンシーブームが巻き起こり、今では人材マネジメント上の新概念としてビジネス界で広く知られるに至っています。

 技術士の試験でも同じです。技術士合格への道研究所では、

技術コンサルタントとして高業績を生み出すにはどのような特性を備えていなければならないか

を追及することによって本質的な能力を高め、最終的には「試験に合格できる」ようにしています。

3.2技術コンサルタントの業績左右するものは知識やスキルではない

 先の米国務省の例では、マクレランドの研究以前は、外交官採用において知識やスキルを選抜根拠としていましたが、これらは外交官としての業績と相関が薄いものでした。

 外交官やコンサルタントあるいは営業マンといった成果に至るプロセスが複雑な業務では、知識やスキルは業績を左右するものにはなり得ないのです。技術士についても同じことは想像に難くありません。平成19年の試験法改正により、二次試験からは択一試験がなくなり、筆記試験も応用力重視に様変わりしました。こうした変化もコンピテンシーを指向しているものと考えられます。

3.3コンサルタント業務を推進する核となる能力

 では、どのような能力がコンサルタント業務を高業績に導くかといいますと、これはいくつかのケースを技術士試験から読み取ることができます。すなわち、

見識記述問題  用語を説明し活用方法を述べる
問題解決型問題 与えられた状況から問題解決を提案する
情況分析課題立案型問題 与えられた状況から問題点、課題を分析する
技術応用体験の例示型問題 問題が要求するケースに相当する過去の技術応用事例を述べる

などの代表例が挙げられます。そこから言えるのは、専門技術の情報収集力、分析力、概念的思考力などが大事であるということです。

 そのうちなじみの薄いのが「概念的思考」であり、これは、バラバラな要素をつなぎ合わせ、抽象化して考えたり、逆にキーワードから課題に展開したりする能力です。H20年の建設部門必須科目では「アセットマネジメント」に関する問題が出題されましたが、このような問題では、キーワードから具体的な課題、解決策まで発展させて提案できなくてはなりません。

 逆に話を要約する時にも「概念的思考」は必要です。人の話のポイントを要約したり、高度な例では、多種多様な要素の背後にある法則を短時間で見出し、だれにでもわかる一つの言葉にまとめるなどです。プロジェクトリーダーなど、新しい領域を切り開く先導役となる人材はこのコンピテンシーを高レベルで備えており、わかりやすいビジョンやコンセプトを作り出せそうです。

3.4有能な技術コンサルタントに共通した特徴

 さて、そのようなコンピテンシーを備えた、有能な技術コンサルタントに共通した特徴としては、一般的に次のような3つのことが言え、それぞれ次のように技術士試験でチェックされています。

(1)無駄なことをしない

 大多数の問題文が、「現状の問題点、課題、解決策(対策)」といった3段論法的構成となっており、そこでは論理的でムダのない思考が求められています。課題立案においてはダブりや抜け落ちがないこと、また問題点から課題、解決策に至る因果関係が明解であることがチェックされます。

 また「留意点を述べよ」は業務を効果的に実施するための知見を求めているのでありムダなことをしないための必須要素といえます。

(2)強い使命感を持っている

 これはもっぱら、受験動機や将来の抱負として口頭試験で確認されます。使命感があれば長期間の継続的活動や自己統制化が可能となり、結果として高い成果が達成しやすくなります。

(3)先々の結果にまで目が向いている

 筆記試験で求められる「現時点での評価」や「今後の課題」、「将来展望」は、現状にとどまらない未来の成果に関する記述であり、常に将来を見据えた問題解決の姿勢が求められるということです。

4. コンピテンシー理論に基づく合格戦略

4.1 答案の合否は瞬時に判断される?

 さて、技術士試験の答案が採点される現場は想像できますか。残念ながらその実態は不明です。しかし、論文から受ける技術者の能力は一読で判別可能なものであり、合格者は瞬時に判断されている可能性があります。

 この「瞬間的な判断」のもとになるのがコンピテンシーです。人間の脳は人の能力を瞬時に判断できる能力があるようです。答案の採点は、知識や経験のほか、無駄なことをしていないか、使命感、将来展望など、多数の項目をチェックしますが、文句なしに良い答案はそれらを逐一評価するのではなく、感覚的に一括して評価できるのです。

この時の判断は「技術士にふさわしいと十分思えるか否か」というものであり、そのときの判断尺度はコンピテンシーで直接推し量っているのです。

4.2 答案でコンピテンシーを引き出して表現する

 ですから答案を書く側としては、一読してコンピテンシーが読み取りやすいように記述しておくのが得策です。それは次のような方法です。

(1) 求められていることをまず書く

 技術士試験では、見識を求める論文や、問題解決型の問題、体験技術応用例示型問題など、それぞれ問題の要求があるのでまずは要求された事項を的確に答えていくことです。答案である以上、これが合格答案の定石です。

 意見やコメントを求められた時でない限り、求められていることに集中して、貢献すると思われる技術情報を列挙するのが良いでしょう。

(2)有能な技術コンサルタントに共通した特徴を表す

 次に、有能な技術コンサルタントの特徴、すなわち

  • 無駄なことをしない
  • 強い使命感を持っている
  • 先々の結果にまで目が向いている

といった特徴が現れるように書いていきます。具体的には、「問題点、課題、解決策」の論理的思考を示すとか、「今後の課題」、「将来展望」として将来を見据えた問題への取り組みの姿勢を示すわけです。

(3) 成果につながるように書く

 記述方法の締めくくりは、結果としてコンピテンシーを明確に伝えることです。ここではコンピテンシーの定義「高い業績をあげる人の行動特性」を逆に利用して、

業務の結果として高い業績が得られている

ことを明示します。その時大事なことは業績と成果の因果関係の説明であり、つまり、

私が○○技術を応用した。だからその結果としてこの成果が得られた。

というように技術や貢献内容が明解に読み取れるようにするのです。

5. コンピテンシー理論(成果につながる能力)のまとめ

 今回は、指導原理のひとつ「コンピテンシー理論」についてと、その活用方法について述べました。こうした理論は、技術士試験の勉強をされているみなさまには直接関係のない話だと思われていませんか。確かにわかりにくい理論であり、講座を受講されて合格された方たちもはっきりとは認識されているかたは少ないようです。

 しかし、中には理解される方もいて、答案が飛躍的に上達されています。合格理論はともかく、暗黙知としてそのような「技術士らしい」考え方が自然とできるようになれば良いのです。そこまではお手伝いいたします。講座のコーチング指導では、具体的にこの業績、この場合には何が大事(コンピテンシー)なのかとご指摘しております。

 技術士合格への道研究所では、こうした「コンピテンシー理論」をはじめとする能力開発テクノロジーをコーチング指導によって実践し、確実に合格できる指導を行っています。


■技術士試験参考書図書館の創設
http://www.gijutsushi1.com/article/13666554.html
 本研究所では指導効果を高めるため、技術士試験参考書の図書館を創設し、技術士受験を目指す方のために閲覧できるようしていくことにしました。これは本研究所の講師会活動で出た意見に基づいています。そのねらいは、

(1)参考書ソムリエ 受講生様の特性に応じた最適な参考書を選定する
(2)合格法研究開発 技術士合格に役立つ能力開発理論の研究
(3)閲覧、学習     受講生様の学習を支援する

などです。ぜひご利用ください。


技術士合格への道研究所
代表者 佐武良祐
〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町1-10-8
ワコー東日本橋マンション502
Tel 03-6273-8523 
FAX050-3488-2177  ボイスメール(伝言)兼用
e-mail gijutsushi1@yahoo.co.jp
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