衛生工学部門、廃棄物科目の方から、ご質問をいただきました。ご紹介しておきます。

講座の指導の流れのイメージが涌いてきませんでした。最初はどのような内容からはじまり、どのように指導が進んで行くのでしょうか。

講座の指導の流れはホームページに流れ図で表しております。大きくは申込書作成、過去問練習、予想問題、口頭試験対策の順です。(必須問題の関連は修正中です)

http://www.gijutsushi1.com/category/2024449.html

答案練習はまずは最新の問題を解いていただきます。いわゆる過去問の添削練習です。この時、いきなり答案を書くと、判らないことばかりで苦労します。そこで講座の指導では、 2段階の簡易答案の形式で骨子を書いて、その後正式な答案へという練習法(三段階答案作成法)をとります。これは

文章の内容ではなく答えの骨子が内容を左右する

ためです。

この段階で、暗記した知識よりも、思いついた個別の問題点に対して論理的に対処していくことが先決するということがお分かりになると思います。

②衛生工学部門 廃棄物管理での受験を考えておりますが、過去問題の解答例は何年分ついてきますでしょうか。

■残念ながら過去問の解答例を見てもご自身の解答力は余り高まりません。実際の問題は前例のない問題が出ますので、いきなりゼロから答えを考える力がないと合格出来ません。その意味で模範解答は参考程度にお考え下さい。一応配布はしますが、おそらく模範解答を上回る解答力をご自身で付けられると思います。

また、他の人が書かれた答案は、その知識や経験のベースが違うため、ご自分ではまねができません。また、それと同じに書く必要もありません。ご自身の体験と知識で十分合格することが可能です。逆に本講座で勉強された方の多くが、模範解答として市販されている答えが決して良い内容では無いという感想を持たれています。それどころかなぜこの答案で合格できたのかわからないという評価を下される場合も少なくありません。そこまでの判断力をつけていけば模範解答に頼る必要性は全然ないと言うことです。

キーワード集の作り方の解説はありますでしょうか。また、どのような内容になりますか。

■キーワード学習とは基礎知識の暗記を目指したものであり、択一試験の対策の一環でした。私は知識の暗記勉強を軽視はしませんが、ただ

暗記するなら「キーワード」等にまとめずに参考書を読んで暗記する

ことをおすすめします。そのほうが効率的だからです。

 過去問練習を始めると、どういったキーワードを覚えると正解しやすいかという、キーワードのカンみたいなものが掴めると思います。それからキーワード学習された方が効率的で体系的知識がつくかと思います。大事なことは知識の深さではなく、知識をどう応用して現実の問題が解けるかという応用です。

④平成31年度から必須科目も論文形式になりますが、キーワードのピックアップの仕方が分かりません。

  例えば、平成24年衛生工学部門必須科目のⅡ-1の問題についてですが「国連ミレニアム開発目標」という言葉が出てきますが、こういった言葉の暗記が必要になるのかどうかという判断ができるようになるのでしょうか。

■必須科目対策については、 平成24年までの過去問傾向をベースとして、最新の社会動向を加味して、平成31年段階での予想問題を作って練習をします。

 ご質問にあった「国連ミレニアム開発目標」などという、世界技術開発の基本指針みたいなものは、衛生工学部門ではすでにⅢ問題で数年前から出題されていますので、必須科目についても当然の想定内です。衛生工学部門の技術リーダーとは、技術者個人が直面する問題解決だけではなく、社会ニーズをとらえて適切な行動を取れなければならないということだとお考え下さい。

 こうした指針や目標が意味するものは、つまるところ環境保全や資源循環といった究極のテーマに過ぎません。これは先進企業の経営方針に他なりません。技術士はほとんどが企業内社員でして、結果として経営責任者となる場合が多いのです。ですから個々の社会目標の意味を正確に記述できなくても、

世界的な経営指針となるESG方針を理解していればほぼ間違いはありません

 企業経営の指針であるESG方針については日経新聞等を教材として具体的に指導していますのでご安心ください。

衛生工学部門のキーワード集の一例のようなものなどはありますか。

■残念ながらキーワード集は前述の理由により用意しておりません。キーワード学習とは過去の勉強法に過ぎませんし、知識を勉強するのであれば参考書を読んで解釈する勉強法をおすすめします。どのキーワードをマークすればよいかは、後述する過去問分析出題傾向予測が役立ちます

オンラインでの講義はどのような形式がありますでしょうか。

■オンラインでの講義は残念ながら行っていません。大学の講義のように黒板に書いて何かを伝え、話を聞いてノートに書きとる、という勉強法では合格は出来ません。なぜなら技術士の試験指導とは知識を基礎から学ぶものではないからです。専門知識の勉強を1から学ぶとすると、大学に通う程度の年間100万円ていどの高額な費用がかかります。一方、技術士試験では、せいぜい10〜30万円の範囲で、ご自身の経験をもとに答案を書くだけ、すなわち現実的な提案をまとめる技量が求められます。これは専門知識とは別な能力になります。講義を聞いているだけでは提案力はつきません。

この、問題を読んで課題を考え解決策を提案する、という応用力は特別に練習しないと高まりません。ほとんどの方がそのような練習をされた経験がないのです。たいていの技術者の日常業務とは上から言われた仕事をこなすのがほとんどで、市場、部門の状況をゼロから考えて分析して適切な対処する、などという経営者みたいな活動は行われません。実はこうした分析や判断が技術士試験で求められているのです。

この分析や判断力の練習を行うためには、問題をたくさん解いて正しい判断力をつけるしかありません。すなわち今風に言うと深層学習です。ロボットが深層学習することはご存知かと思いますが、この時おびただしい量の誤りの練習が必要です。人間の場合は要領よく方法論やテクニックを学ぶことはできますが、しかしそれでも

提案と修正の練習を積み重ねないと判断力は高まりません

よく「若者には仕事(または企業経営)は務まらない」と言われるのは、こうした経験からくる適切な判断力がないという意味です。

講座ではこうした深層学習を進めるため、クイックレスポンスでしかも音声ガイド付き学びの回数や質を高めるように努めています。さらにわからないときは電話やSkype、面談での指導を行っております。これは夜間休日もです。なぜそのようなことができるかというと、それは経営者自身が技術士合格に、そうした機能が必須だと考えて、技術士合格に特化した指導機関を設立しているからです。

添削は何度でも可能とございますが、添削の課題は自分で考えるのでしょうか。それとも過去問題や先生の作られた課題をこなしていくのでしょうか。

■添削練習の課題はまずは最新年度の問題を行います。平成30年のⅡ-1が2問、Ⅱ-2が1問、Ⅲが2問、それから必須Ⅰの予想問題が3問となります。

その完成段階で答案の作成力が十分と判断された場合は、次は予想問題へと進みます。もし不十分な場合はさらに過去年度の問題を解いてもらいます。

添削無制限とよく聞かれるかもしれませんが、その速さが重要です。郵便のやり取りでは結局時間がかかって回数は進みません。本講座では即日または翌日の回答を基本としており、しかも赤ペンだけでなく音声ガイドコーチングも行いますので、早さと質の点でも別格とお考え下さい。

そして、予想問題の予想は、過去問分析を行って傾向分析して問題を予想します。実はこの過去問分析が問題の正解力を高めることに非常に役立っています。訳も分からず問題を読むのではなく出題者の意図を推論しながら解くことが無駄な答えに惑わされることなく、問題の本質を見極める力を高めているのです。実はこうした

出題意図を理解できないことに由来する解答方針の誤りが不合格の主要因

を占めているのです。よくわからずに一生懸命答案を最後まで書いたけど、結局評価はBかCで不合格となってしまったという方が結構多いのです。こうしたあまり知られていない試験の不合格の実態が、当社が行う受講者様の敗因分析によって明らかとなっています。

講座の指導では過去問分析シートを用いて、受講者様と講師が一体となって指導しますので、このシートの作成段階で出題者の意図が明確に見えてくると思います。そうすれば最初に問題を見た時よりも問題文が易しい内容として受け止められるようになり、楽勝で正解できます。筆記試験の勉強が半分ぐらい進んだ段階でこのようなことが体験してもらえるかと思います。このような練習を繰り返していけば無理なく合格できるということです。

技術士試験では、講師の言うとおりに直しているだけでは合格出来ません。大事なのはご自身で正解を感じ取る、そして行動(提案)することです。この感覚を早く習得されて、合格を勝ち取ってください。ご要望がありましたら、メールでお寄せいただければ幸いです。では、よろしくお願いいたします。

お問合せ・ご相談はこちら

受付時間
9:00~18:00
定休日
不定期

ご不明点などございましたら、
お問合せフォームかもしくはメールよりお気軽にご相談ください。

お電話でのお問合せはこちら

03-6661-2356

マンツーマン個別指導で驚異的合格率!
技術士二次試験対策ならお任せ!
面談、電話、音声ガイド・コーチングで100%納得
添削回数は無制限、夜間・休日も相談可能

お電話でのお問合せ

03-6661-2356

<受付時間>
10:00~17:00

  • 試験対策講座のご案内

株式会社
技術士合格への道研究所

住所

〒103-0008
東京都中央区日本橋中洲2-3 サンヴェール日本橋水天宮605

営業時間

10:00~17:00

定休日

不定期