本講座では、各受講者様の事情にあわせた指導を行っています。スタート時にまず次のことを相談し、納得して講座を受けてもらいます。
- 業務経歴の業績は受験する専門科目に適合するように選定する。
- 技術的体験論文に書く業績は、あらゆる角度から見て十分な(確実に合格できる)ものとする。
- 専門科目は受講者様の経歴、得意分野にあったものとする。
- 過去に受験して不合格であった場合は、その敗因分析をする。
そして大事なことは、こうした計画と共に勉強の中身を変えていくことです。これまで他社の講座ではとにかく暗記して書くことを教わったかもしれませんがそれは答案を埋める手段にすぎません。知識を書き出せば合格できた昔の解答法です。
ところが、平成25年以降は技術士試験問題が応用力重視に変化して、ただ書くだけでは合格できなくなりました。文部科学省は、応用力を測るために、ほとんどの問いで、暗記が通用しない問題形式にしています。書くことよりも内容が重視されるのです。逆に答案の余白が大きくても合格されることも多いようです。
ですから、出題者の趣旨を丁寧に読み取って課題解決策を論理的にお考えになって解答されることをお勧めします。手書きの速さもある程度は必要ですが、下書きをしっかりして、書き直しをなくせば必要枚数は書けるでしょう。
それより、内容について真剣にお考え下さい。立派な文章形にする必要はなく、箇条書きで構いません。答えの内容を整理して、順序良く書けばそれで十分なのです。実は不合格の方のほとんどは、こうした肝心の「内容」がないことが原因となっています。
書く力は十分なのに骨子の内容に問題があって合格できない方は多いものです。そのような方の再現答案を拝見すると、文字数は豊富でも、答えの内容が不十分なために不合格になったのだと納得します。たいていの方は他の技術士指導講座で何年間も、指導法としては答案を早くたくさん手で書く練習をされてきたのでしょう。その結果として多くの方が限界に気づかれています。
その様な方は、本講座で正しい骨子の作成(考え方)を学べば問題ありません。出題者が求めているのは、立派な文章や図ではなく、実務的な判断や提案、すなわち本質的な「内容」なのです。ですから、正しく考えて、自信をもって形にこだわらずに考えを主張されると正解出来ます。
本講座では、何が本質的事項として答えねばならず、逆に何が考えなくてもよいことか、を見極めて最小限の骨子で合格答案を作成するための指導をしております。無駄なく正解に最短距離で到達する方法ですこれを3段階答案作成法と称する、簡易答案形式から始まる答案作成練習で学びます。
簡易答案形式は答案が10〜20行しかないため、答案作成も添削も驚くほどスピーディーにできます。即日回答もしております。このため、少ない回数で、合格のコツを習得することが可能です。
お悩みの方は、ぜひ本講座で学ばれて、合格のコツを習得されることをお勧めします。再現答案があればお送りいただいて添削するサービスもやっております。より詳しいコメントを差し上げられます。
技術士試験では、講師の言うとおりに字句を直しているだけでは合格出来ません。大事なのはご自身で正解を感じ取る、そして行動(提案)することです。この感覚を早く習得されて、合格を勝ち取ってください。