筆記試験では、毎年受験者の裏をかくように新しい問題が出題されます。このことから技術試験では、まず専門知識の豊富さが求められるのだと考えてよいでしょう。この試験問題の多様性は実務で遭遇するたいていの問題に対処できることが求められるという、技術コンサルタントとしての素養を測っていることにほかなりません。
実際、特定の狭い範囲の事項だけしか知らない技術者は、専業の技師ならともかく、技術コンサルタントとしては務まりません。実務で求められる知識は、試験問題のバリエーションの比ではありませんから。
応用力中心と言われる技術士二次試験でも、やはり専門知識が前提となるということなのです。技術士試験の受験者としては継続的な専門技術の習得が不可欠だと言えるようです。この専門知識については、選択科目の問題や口頭試験でも求められています。
専門知識対策としては、日々自分の分野の技術に興味を持って勉強するしかありません。ここで役に立つのが次のような手段です。
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2の専門科目の参考書は必ず1つは用意したいものです。そして要はこれら多彩な参考書を用いて苦労せずに知識を吸収することです。