目的指向、顧客(利益)指向は試験の項目としてあまり明示されてはいませんが、コンサルタントとしては必須です。このため当然試験の要求項目の一つと考えてよいかと思います。
筆記試験の選択科目では問題文の最後に「〜留意点を述べよ」とか、技術的体験論文では「技術的成果」が求められます。これは、前記1〜3の知識や応用力がいくら十分であったとしても、技術コンサルタントとしては、プロなので成果を出せなければ評価されないことを意味しています。つまり、ただまじめにやるべきことをやる能力ではなく、成果を必ず生み出せる能力、すなわちそれは「コンピテンシー」を求めていることにほかならないのです。