この日は18:30〜20:00に応用理学部門のТ様の相談を行いました。Т様は会社の帰りに来られました。当セミナールームは馬喰横山、馬喰町、東日本橋の3駅が使えますのでアクセスは簡単です。 Т様は昨年も受験されたのですが面接で失敗されたため、今回申込書から再度合格対策を行うことなりました。
合格戦略策定は、まずH21口頭試験の敗因分析から入りました。 口頭試験での指摘事項から類推して、地質科目なのに厳密には「地質」に関する業務を手掛けていなかったということがありました。
Т様の業績は地熱開発や資源開発向けの試すい工事が主でした。地下を掘り進んで地質データを得るという意味では「地質」なのですが、深さのレンジが違います。いわゆる「地質」では地層のある深さが対象となるためせいぜい50mですが、Т様の場合は1000mクラスの深さです。
こうした、科目の範疇を逸脱しかねない業績に対して、試験官からも指摘がありました。たとえ実務で関連性が薄くても、日常的に行っている基礎地盤ボーリング調査の結果より知見を得て学ぶようにとのことでした。 このため、ともあれ、この日のI様の相談では、長時間のヒアリングの結果、四つの項目をお伝えしました。それは、
業績の大きな方針は何か?総合技術監理の技術はどう役立っているか?技術士にふさわしい内容はどこか?この体験から学んだことは何であり、そこから考える未来は何か?でした、3時間のヒアリング・コーチングの結果かなり明確な答えにたどり着けたと確信しております。合格論文の出来上がりはもうすぐそこという感じです。