5 今でもこんな勉強してたら要注意。正しく学んで一発合格!

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いまでも昔ながらの指導が行なわれているようです。たいていは、講師の個人的な過去の合格体験に基づくもので、試験法が改正された現在ではほとんど通用しません。もしこんな勉強をしていたら要注意です。すぐに改めて、正しく学んでください。そして楽勝で一発合格しましょう。

なお、以下はいずれも間違った指導法ですのでご注意ください。

  • キーワードを暗記して、知識を披露するのがよい。
  • 何でも具体例を挙げるのがよい。
  • 他人の知らない特別な知識を書くと高得点。
  • わかりやすい答案がよい。
  • 対策が最も重要なので、途中を作文して、自論に誘導すれば合格。
  • はじめに、終わりに、最後に「以上」と書いたらOK

キーワードを暗記して、知識を披露する → ×

専門技術の学習法として、キーワードを暗記することは必要ですが、技術士の問題では必ずしも知識を披露することを求められていません。このため、暗記した知識をそのままずらずら書き出したら間違いなく減点されます。

むしろ、現在では知識は択一試験でチェックされ、筆記試験では応用力や判断力を確かめる出題傾向となっています。

択一試験  専門知識

筆記試験  応用力や判断力

このため、筆記試験では、分析結果や考え方、提案を書かなければならないのです。

たまに、提案の前提として、知識が求められることはありますが、たいてい問いの主体ではありませんので簡潔に済ませるようにしてください。

何でも具体例を挙げるのがよい → ×

具体例を挙げることは、わかりやすいかも知れませんが、技術士試験で必ずしも良いことではありません。というのは、試験では原理的な質問や、汎用性を伴った技術的対策を求められるからです。

具体例を挙げて答えることは、

  • 技術原理などの説明においては不要な事項である。
  • 具体的に提案したら答えの汎用性を狭めてしまう。
  • 文字数の関係で肝心の記述が出来なくなってしまう。

という理由から逆効果です。このため、特段設問で求められない限り、具体例は挙げないことが得策です。

なお、「具体例を挙げて述べよ」と言う設問があったら、その説明内容にぴったりの事例を挙げてください。この場合は、技術の応用力を確かめています。

他人の知らない特別な知識を書く → ×

試験官は難解な知識を求めていると誤解して、他人の知らない特別な知識を書くと良いと考える方がいます。

確かに誰でもわかる当たり前の事項は、答えとしての価値はありません。しかし、

難解なこと = 技術士にふさわしい

のではありません。

難解な知識が良いと考える理由は、専門性の高さを示したいという誤解から来ています。問題ごとに出題意図にぴったりの、要因や特徴、提案をしていけばよいだけです。

同様に、

業務経歴は、研究開発が◎で、現場管理は×

と考えている方が多いようです。これも間違いです。それぞれの部所で技術士にふさわしい対応をすれば何も問題はありません。

わかりやすい答案がよい → ×

わかりやすいことは大切ですが、しかしわかりやすさだけでは得点できません。表面的なことよりも、内容のほうがはるかに大事だからです。

そもそも技術士試験は、技術者の能力を測る試験なので、分析力や技術応用、提案力がないと話になりません。わかりやすさを求める背景として、とてもわかりにくい(独りよがりな文章の)答案が多いということです。

したがって、簡潔で順序だてて書く文章術は必要ですが、それが合格のカギとなることはないということです。

対策が最も重要なので、途中を作文して、自論に誘導すれば合格 → ×

技術士試験問題が「〇〇について述べよ」と言う自由形式の見識論文であった時代がありました。この時代には、判断力よりも、経験が重視されたため、その経験を測るために確固たる自論があることが能力と見られました。答案でも対策が重要なので、

途中を作文して、自論に誘導すれば合格できる

と考えられていた時期もありました。

しかし、近年ではこのような形式は皆無となっています。なぜなら、そのような答案は、暗記式勉強で応用力がなくとも書けるからです。最近の問題傾向からは、応用力をきっちりと測るため、

文部科学省は、模範答案を暗記して書き出す解答法を無力化している

傾向が見られます。技術士制度によって、エンジニアの能力を保証する務めがあるからです。

近年多いのは、与えられた前提条件の下で現状を分析し、課題・対策を立案し、効果やリスクを述べる形式です。こうした問題では、

問題文を素直に読んで、臨機応変に解答する

しか合格の道はありえません。

はじめに、終わりに、「以上」と書いたらOK → ×

かつては、「はじめに」、「終わりに」、「以上」と書くことが一般的に行なわれていました。それは、問題が「〇〇について述べよ」と言う見識論文であり、かつ自由形式の「論文」だったからです。

しかし、現在では見識を求められることは少なくなり、自由形式の「論文」ほとんど見かけません。近年の形式としては、実際のビジネスの場で技術者が遭遇する事業主への対応を取り上げた問題が多くなっています。「仕事のできる技術者」が文部科学省が考える技術士の目標だからです。

このような、問題には、分析や課題、対策・・など要求されている事項をそれぞれ答えていくしかありません。「はじめに」、「終わりに」で何か書いたとしても、問いの答えに相当しません。このため余計なことを書いた分、肝心の答案の中身がうすくなって、力不足と判断されかねません。

このため

本研究所では、「はじめに」、「終わりに」、「以上」を禁止しております。

形式にこだわり、無駄な努力をするのではなく、本質的な技術士の提案や貢献を目指すためです。その結果、3枚答案で、ほとんど1枚に近い答案の空白を残しても合格される方が出現しています。本質的なことを書くことがいかに大切かと言うことです。

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